奇矯な発言で注目を集めてきた小泉進次郎氏が、次期総理候補として名乗りを上げた。彼のスローガン「聖域なき改革」は、父・純一郎氏の政治手法を思い起こさせるものだ。
・労働時間の延長
といった具体的な問題が明らかになった。業界は今もその“後遺症”に苦しんでいる。進次郎氏の政策も、父親の「改革」の“負の側面”を再び浮かび上がらせるのではないかと懸念される。
2001(平成13)年4月に誕生した小泉純一郎内閣は
「構造改革なくして景気回復なし」
をスローガンに掲げ、郵政民営化をはじめ、道路関係四公団や石油公団、住宅金融公庫、交通営団などの特殊法人の民営化を進めた。そして“小さな政府”を目指し、国民から圧倒的な支持を受けるなか、改革に抵抗する勢力は「抵抗勢力」として位置づけられ、その意見は軽視された。
トラック業界にも規制緩和の影響が及んだ。1990年代から始まっていた規制緩和は、小泉政権下でさらに進められた。
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