「悠々与党であるときなら『勝負しようぜ』でもいいのかもしれませんが、野党のときに一心同体ぐらいのつもりでやってきた人から『出る』と言われたわけですから、言われた瞬間に『これはもう私は辞めた方がいいな』と即断しました」
総裁に返り咲き
5人の候補による総裁選は石原が本命視されたが、福島第1原子力発電所を「福島第1サティアン」と表現する失言もあり失速。1回目の投票で1位の石破茂と2位の安倍晋三が国会議員票のみで争う決選投票に臨み、安倍が逆転勝利した。総裁に返り咲いた唯一の例だ。同年12月の衆院選で自民は政権に復帰。安倍は首相再登板を果たした。
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