東京都千代田区の経団連会館で4日に開かれた十倉雅和会長の記者会見の途中で、十倉氏の机の前に置かれた2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみが突然倒れそうになる不吉なハプニングが起きた。開幕まで500日を切った万博の成否が注目されているだけに、会場にいた報道陣や関係者を驚かせた。
「化石賞」を巡る発言中
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれている国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で、環境非政府組織(NGO)「気候行動ネットワーク」(CAN)が地球温暖化対策に消極的な国に贈る「化石賞」に日本が選ばれたことを巡り、十倉氏が発言している最中、ミャクミャクに異変が生じた。
「脱炭素に向けた道筋は多様であって、国の事情もある」などと語っていると、粘着テープで机に固定されているミャクミャクの体が突然傾いた。慌てた十倉氏は「ちょっと待ってください。倒れそうになっちゃった」と発言を中断。ミャクミャクを手で起こし、発言を再開した。
万博チケットに本音も
西村康稔経産相が万博の入場チケットを10万円分購入したと明かしたことについては「僕には結構プレッシャーなんですよね」と本音を吐露。「僕も早速買おうとして携帯をいじろうとしたが、どの種類のチケットをどう買うかは家族で一致していない」と笑った。チケットの売れ行きは「結構好調だと聞いている」と話した。(宇野貴文)
2023年12月05日
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