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2017年12月20日
【映画】メッセージ あらすじと感想 ”ばかうけ”でお馴染みのアレ
メッセージ
【予告】
【あらすじ】
ある日突然、巨大飛行体が地球に。
その目的は不明―
未知なる飛行体が突如出現、彼らは人類に何を伝えようとしているのか?
【待望のコラボ!?】
ポスター画像からお察しの通り、宇宙船がとある菓子を彷彿させる。
そう、ばかうけ
そして下記サイトはコラボの経緯について書かれている。
http://eiga.com/news/20170522/19/ (外部サイト)
駅中広告が初見だった私もアレに似ているとぼんやりと眺めていたものだ。
その内SNS等で話題になり、自分がマイノリティーでないことを知ったという。
どうでもいい話を挟みつつ、とにかく多くのインパクトを残した作品だった。
【感想】
☆4
シャンルではSF、ミステリーあたりに該当する作品になる。
今作は何とも哲学的、学術的な作品であったというのが率直な感想。
不思議な余韻の残る作品で、実際に鑑賞後にはその余韻にどっぷりと浸かってしまった。
危うく膀胱が破裂しそうというところで身体からのメッセージを受け取り、現実に引き戻された。
SFで宇宙船と聞くと『宇宙戦争』などの異星人との戦争を連想しがちであるが、今作はそうではない。
異星人との対話が中心的に描かれ、彼らが何を伝えようとしているのかを読み解くというのが本筋になる。
主人公は言語学者で対話を試みる役回りで他にメインキャストが2人だけというのも珍しい。
世界規模のスケールの物語に対してこの人数にしたのは、
恐らくは無駄な人間関係に囚われないでほしかったという意図だろう。
Sf映画の映像としてはとても静的なものになっている。
SF映画は『ロサンゼルス決戦』や『バトルシップ』などのアクションありきだと思う方も多いと思う。
私もその一人で、上記のような作品の方が自分の好みに合っていると思う。
しかし今作は私のような嗜好のものすら夢中になってしまった。
確かに映像は静的で物語も淡々と進んでいくので、序盤の展開は退屈に感じる方もいると思う。
しかし、何が起こるのかという期待だけで私は観続けられました。
予告pvで興味をひかれなかった方は合わないのかもしれません。
物語が動き出してからは、先の展開が気になって釘づけになる。
ここも描写としては目立った動きはないが、
物語のスケールを考えると、その小さな1歩の偉大さが身に染みてくる。
儚く美しい結末をむかえ、鑑賞後は良いんに浸りたくなる作品。
【総評】
かなり人を選ぶ映画なので評価は抑えめに。
事前に解説を読むなどしても楽しめ、鑑賞後に余韻に浸りたくなる。
物語は難解なので、無心での鑑賞や流し見には向かない。
作中の雰囲気や幻想的な世界観が美しい。
SFよりかはドラマ要素の方が強めな印象。
ラストの主人公の心情をいつまでも考えていたくなる作品。
視聴は下記サイトから