2018年10月10日
二次試験英語の攻略 <英文解釈・英文和訳>第1回 〜述語動詞を見分けられるようになろう〜
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英文解釈・英文和訳の至極のテキストです。
英文解釈・英文和訳の攻略記事第1回目です。
英文解釈や英文和訳はほとんどの大学で出題されます。
英文解釈単独で出題されるというと大阪大学の大問1が有名ですね。英文和訳は、京都大学の長文が代表的でしょうか。長文の中の一文に傍線部が引かれていて、それの和訳が求められるというのはほとんどすべての大学で見られるものですね。
何となく単語の意味を適当につなぎ合わせて答案を作る人、
文法はつかめていても直訳にとどまってしまっている人、
高得点が取れないのは主に上の2つのどちらかだと思います。
つまり、この手の問題で高得点をとるためには2つのポイントがあるということです。ひとつは、文法に忠実に訳をとるということ。もうひとつは、普段聞いたり喋ったりするような日本語で答案を書くということです。
どちらかが欠けてしまうと、かなりの減点を喰らってしまいます。つまり、単語をアホみたいに覚えてもあまり効果がないということです。
このブログでは両方のポイントにおいてよく受験生が詰まってしまうところを中心に解説をしていきます。
まず、基本的なことかもしれませんが、3種類の括弧について説明をします。複雑な英文になると、3種類の括弧をつけながら構造を明示化します。今後ずっと使っていく記号なので覚えておきましょう。
[ ] 名詞節および名詞句
( ) 形容詞節および形容詞句
< > 副詞節および副詞句
名詞的:主語・目的語・補語になる働き
形容詞的:名詞を修飾する働き
副詞的:主に動詞を修飾する働き
節:主語―動詞の関係があるもの
句:主語―動詞の関係がないもの
例えばこのようになります。
My dream is 〔to visit France〕< because it will bring me some fantastic experiments>.
このように、複雑な英文を括弧を使って整理することで、その構造が把握できやすくなります。
__________________________________________________
では次に、メインの内容である述語動詞について説明します。
英語の文というのは当たり前ですが、一つの文に「主語ー動詞」が一つだけ存在します。
もちろん、実際には不定詞や関係代名詞などで、一つの文にたくさんの「主語のようなもの」や「動詞のようなもの」が出てきます。
このように、たくさんの「主語のようなもの」「動詞のようなもの」が出てくるから理解しにくいわけです。
ではどうすればよいかというと、まずはその文のメインの動詞を見つけることです。
このメインの動詞のことを文法用語で述語動詞と呼びます。
述語動詞を見つけてあげると、途端に文章構造が見えてきます。
なぜなら、基本的には述語動詞の前にあるものが述語動詞に対応した主語ですし、述語動詞以外に動詞があれば、その部分は何かしらの句や節に属しているということがわかります。
明確な一つの基準として述語動詞をとらえることで、一気にわかりやすい文章に変わるのです。
それでは2問ほど述語動詞を見分ける練習をしてみましょう。
まずは比較的簡単なものから
I have a pen which my uncle whoes name is Shigeru gave me when I was ten years old.
この場合の述語動詞は、そう have ですね。(反転させて確かめましょう)
詳しい構造は以下の通りです。
I have a pen (which my uncle (whoes name is Shigeru) gave me).
次はもう少し難しくしますね
By the accident my mother caused by her careless six years ago my left arm has been lacerate for this six years.
この場合はどうでしょうか?
正解は has been ですね。(反転で確認してください)
括弧で整理すると以下のようになります。
<By the accident (my mother caused <by her careless>< six months ago>)> my left arm has been lacerate for this six months.
意味は、「6か月前に母親が不注意のために事故を起こして以来、私の左腕はまだ完治していない。」となります。
このように、述語動詞が分かれば、自然と句や節の関係性が見えてきます。
以降の記事での練習問題でもすべて述語動詞の確認も行います。
できるだけ早く述語動詞の見極めができるようになりましょう。
次回は得点差をつけやすいポイントである倒置と等位接続詞について扱います。
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英文解釈・英文和訳の攻略記事第1回目です。
英文解釈や英文和訳はほとんどの大学で出題されます。
英文解釈単独で出題されるというと大阪大学の大問1が有名ですね。英文和訳は、京都大学の長文が代表的でしょうか。長文の中の一文に傍線部が引かれていて、それの和訳が求められるというのはほとんどすべての大学で見られるものですね。
何となく単語の意味を適当につなぎ合わせて答案を作る人、
文法はつかめていても直訳にとどまってしまっている人、
高得点が取れないのは主に上の2つのどちらかだと思います。
つまり、この手の問題で高得点をとるためには2つのポイントがあるということです。ひとつは、文法に忠実に訳をとるということ。もうひとつは、普段聞いたり喋ったりするような日本語で答案を書くということです。
どちらかが欠けてしまうと、かなりの減点を喰らってしまいます。つまり、単語をアホみたいに覚えてもあまり効果がないということです。
このブログでは両方のポイントにおいてよく受験生が詰まってしまうところを中心に解説をしていきます。
まず、基本的なことかもしれませんが、3種類の括弧について説明をします。複雑な英文になると、3種類の括弧をつけながら構造を明示化します。今後ずっと使っていく記号なので覚えておきましょう。
[ ] 名詞節および名詞句
( ) 形容詞節および形容詞句
< > 副詞節および副詞句
名詞的:主語・目的語・補語になる働き
形容詞的:名詞を修飾する働き
副詞的:主に動詞を修飾する働き
節:主語―動詞の関係があるもの
句:主語―動詞の関係がないもの
例えばこのようになります。
My dream is 〔to visit France〕< because it will bring me some fantastic experiments>.
このように、複雑な英文を括弧を使って整理することで、その構造が把握できやすくなります。
__________________________________________________
では次に、メインの内容である述語動詞について説明します。
英語の文というのは当たり前ですが、一つの文に「主語ー動詞」が一つだけ存在します。
もちろん、実際には不定詞や関係代名詞などで、一つの文にたくさんの「主語のようなもの」や「動詞のようなもの」が出てきます。
このように、たくさんの「主語のようなもの」「動詞のようなもの」が出てくるから理解しにくいわけです。
ではどうすればよいかというと、まずはその文のメインの動詞を見つけることです。
このメインの動詞のことを文法用語で述語動詞と呼びます。
述語動詞を見つけてあげると、途端に文章構造が見えてきます。
なぜなら、基本的には述語動詞の前にあるものが述語動詞に対応した主語ですし、述語動詞以外に動詞があれば、その部分は何かしらの句や節に属しているということがわかります。
明確な一つの基準として述語動詞をとらえることで、一気にわかりやすい文章に変わるのです。
それでは2問ほど述語動詞を見分ける練習をしてみましょう。
まずは比較的簡単なものから
I have a pen which my uncle whoes name is Shigeru gave me when I was ten years old.
この場合の述語動詞は、そう have ですね。(反転させて確かめましょう)
詳しい構造は以下の通りです。
I have a pen (which my uncle (whoes name is Shigeru) gave me
次はもう少し難しくしますね
By the accident my mother caused by her careless six years ago my left arm has been lacerate for this six years.
この場合はどうでしょうか?
正解は has been ですね。(反転で確認してください)
括弧で整理すると以下のようになります。
<By the accident (my mother caused <by her careless>< six months ago>)> my left arm has been lacerate for this six months.
意味は、「6か月前に母親が不注意のために事故を起こして以来、私の左腕はまだ完治していない。」となります。
このように、述語動詞が分かれば、自然と句や節の関係性が見えてきます。
以降の記事での練習問題でもすべて述語動詞の確認も行います。
できるだけ早く述語動詞の見極めができるようになりましょう。
次回は得点差をつけやすいポイントである倒置と等位接続詞について扱います。
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