2019年05月14日
一生に一度は食べてみたいうなぎ
養殖うなぎの旬
日本のソウルフードともいえるうなぎ(ニホンウナギ)は
今絶滅危惧種になっています。
ですので徹底した温度管理のもとで大切に育てられているので、
なんとか一年中美味しく食べることができます。
しいて言えば、需要のある夏の土用の丑の日に合わせて育てられるので
6~8月がたくさんお店に出回ります。
産卵場所である北緯14度、東経143度付近にある
スルガ海山で生まれたうなぎは
北赤道海流と黒潮にのって約3000kmを旅して
日本にたどり着きます。
そこから捕獲し育てるので、養殖といっても
半分天然、半分養殖なのですね。
うなぎの生産量
その捕獲したうなぎの日本一の生産量を誇るのは
鹿児島です。
続いて愛知、宮崎、静岡。
養殖うなぎはだいたい脂がのっているので
どの産地が美味しいというよりも
生産者の職人技によって
多少の味の差はあるような気がします。
さらにそれをどう調理し、どう味付けするのか
好みが分かれるかと思います。
背開きの関東焼き、腹開きの関西焼き。
老舗店の伝統たれは、
長年愛されているだけ美味しいという事が立証されているというのも
ひとつの目安になります
一度は食べたいうなぎ
私が特に気になっている一生に一度は食べてみたいうなぎは、
一色町のアオテうなぎと焼津の共水うなぎです。
愛知産のうなぎ
愛知の中でも三河湾に面した西尾市一色町は、
市町村別だと日本一の生産量になります。
明治から100年続く日本でも有数のうなぎの産地。
三河湾へ流れる矢作川を水源に、温暖な気候と緑いっぱいの自然のなかで
育てられています。
鰻割烹 まえはら 一色町産炭火うなぎ
その中でも特に貴重なのは「アオテうなぎ」
背中が青くお腹が白い、柔らかな感触で20匹に1匹の希少価値の高いうなぎです。
百貨店では一色産のうなぎは、東急百貨店のみ取り扱っていましたが、
アオテうなぎは、どこも取り扱いがありませんでした。
それほど貴重なんですね。
幻のアオテうなぎ
静岡産のうなぎ
浜松市湖岸の浜名湖・浜松市を流れる天竜川河口は、うなぎ養殖発祥地で、
100年以上の歴史があり、浜松ウナギ振興会の方で伝統を引き継いでおられます。
浜名湖の富士山が恵む豊富な清水を水源とし、
温暖なよい気候のなかで育てられます。
浜名湖うなぎ蒲焼
その中で貴重価値のある「共水うなぎ」
大井川の伏流水(南アルプスから50年の歳月をかけて湧き出るとされる雪解け水)
の中で育てられる「幻のうなぎ」と称され
活鰻問屋さん等を一切介入させず、共水うなぎを使用している限られたうなぎ屋さんからしか
私達はいただくことができないようです。
平均18ヶ月(12ヶ月〜30ヶ月)かけて成魚まで飼育。
ふっくらした身は脂のノリがよく、しかも甘くておいしい。
きめこまかく小骨も少ない。一般のうなぎとは全然違うのです。
幻の鰻 共水うなぎ
タグ:東急
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