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2018年03月18日

おもしろい心理ー電車の座席の真ん中に座る心理


電車の長い座席は普通両端、つまり扉から近いほうから埋まっていきます。

まだ誰も乗っていない始発の電車の扉が開くと、乗客が真っ先に向かうのが1番端からです。

この行動には、人間のおもしろい心理が潜んでいます。

人は、他人との間にある一定のスペースを保ちたがるものです。

心理学ではこれを「パーソナルスペース」と言います。

一種の縄張り意識といってもいいですが、人は自分のまわりにこれ以上は入ってきてほしくないスペースを持っています。

そのスペースを無視して誰かが自分に近づいて来ると、人は不安になり不快感を持つようになります。

ですので、電車の座席は両端から埋まっていくわけで、他人同士なるべく遠くに離れようとする本能が働くのです。

ところが、いきなり座席の真ん中に座るとても不思議な方が時々います。

こういう方は、他人と自分との距離感が気にならない方、つまり他人が身近にいても不安にならないのです。

普段でも人間関係に無頓着になりがちで、他人との間に一線を引くなどということは考えもせず、しかも相手が入り込んで欲しくない領域にも遠慮なく踏み入れてきます。

ちなみに、こういう方と一緒にいると落ち着かない気分にさせられることはとても多いと思います。



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