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2018年07月02日

おもしろい心理ー大きい会社ほど危機感を感じない理由!


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会社の中で何か危機的な状況が発生した際、実は危機管理の体制がきちんとしていそうな大企業ほど、社員1人1人の危機感が薄いことがあります。

これは「傍観者効果」と呼ばれる心理で、例えば海で溺れている人発見した際、もし自分1人だけしか目撃者がおらずすぐ飛び込んで助けるような人でも、周りに大勢の人がいると救助をためらうことがあります。

その理由としてまず考えられるのは、「自分が助けなくても誰かが飛び込んで助けるだろう。」という「責任分散」の心理が働くからなのです。

更に、「勇敢に飛び込んだとしても、もし溺れている本人が泳ぎ始めて助かれば大勢の人に見られている自分は恥をかくことになる。」という「聴衆抑制」の心理も働くのです。

また、「なぜ誰も助けに行かないのだろう。自分だけが知らない訳があるのか。」と勝手に解釈する「多元的無知」の心理も働きます。

こうした様々な心理が見ている人の心の中に生まれてしまい、結果的に誰もが「まぁ自分が助けに行く必要もないか。」という気持ちになってしまうのです。

話しを戻すと、これと同じことが大企業の場合にも起こりやすいのです。

社員1人1人が感じる危機感が乏しいため、何かあっても誰も動こうとせず、そのまま取り返しのつかないことになってしまうことすらあります。

危機管理への意識の希薄さが思いがけない形で現れてしまうのです。



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