2018年07月02日
おもしろい心理ー成功する「言い訳」・失敗する「言い訳」
元リクルート会長・「江副浩正」が財界人との会合に遅れた時、「総理とお会いしていたので遅れました。」と言い訳をしてその場を切り抜けた。という話があります。
遅刻をしたことに対して怒っていた人や、イライラしていた人もいたかもしれません。
しかし、「総理」という言葉を聞いて、その場の人たちは「それなら仕方ない。」と遅刻を許したといいます。
これを心理学では「ハロー効果」といいます。
「ハロー効果」とは、その人の持つ権威が光の様に周囲を照らし、それによって周囲はその人を無条件に認めてしまうのです。
「総理」という言葉を出したことで、その場にいた人たちが遅刻を許したのも、この「ハロー効果」があったからです。
「総理と親しいのか、それほどの人なのか。」「総理と会っていたということは大事なことに違いない、遅刻は仕方ない。」という気持ちにさせたわけなのです。
これを利用すればいい訳がしやすくなります。
例えば、社内の会議や上司との打ち合わせに遅刻した場合、「社長に呼ばれていました。」などと地位の高い人の名前を出すのです。
実際に遅刻の理由がその通りなら、待たされた人は「それなら仕方ないな。」と思うはずです。
ただし、あまりにもこれを使いすぎてしまうとかえって反感や妬みを持たれてしまうことがあります。
それは「権威を笠に着ている。」「なんであいつだけそんな社長と会っているんだ。」と思われてしまうので、乱用しないように注意したほうが良いでしょう。
時には素直に謝るのも大事です。
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