Ole Asia

　http://www.muscatdaily.com/Archive/Sports/Dhabit-back-in-Oman-team-after-ten-years-3l1f


　オマーンの英雄、ハニ・アル・ダビトが復帰。実に10年ぶりのガルフカップ出場が決定。
　サプライズ中のサイプライズ！ずっと呼ばれてなかったし、さすがに全盛期に比べて落ちてるし、もう
ないなと思ってたけどまさか...しかも2009年にビーチサッカーの大会にも出てたし。

　でもこの人本当に凄い選手だった。昔良く日本と当たってた時は、中東サッカーに興味を持って
色々調べまくってた時期で、その時どうやら怪我をしていて、結局日本との試合には間に合わなかった
らしいけど、丁度その時期が全盛期だった。

2001年のIFFHSが認める世界得点王で翌年のガルフカップの得点王186cmあるけど、足元がしなや
かで、スピードもあった。

　ベルギーのヘントとトルコのアダナスポルに短期間練習に参加したりと、欧州移籍に前進した時期も
あったけど、その後、結局国内でも浮き沈みが激しくなって、徐々にゴールはおろかスタメンでない日も
増えてきて、もうこれは完全に終わったなと思ってた。

　今シーズンいくつかゴールも決めて、試合には安定して出てるけど、全盛期に比べたらかなり
落ちてることは否めない。ただ、オマーンはかなり層が薄いなとつくづく思う。

　元々帰化選手がほとんどいない国なので、次世代の良い選手が出てこないと、またベテランを呼び戻す
というのは度々見受けられたけど、気がつけばリオ世代は0。
一度でも招集されたことがある選手を入れても4人程。うち2人は出場機会がまだ無い状態。

　1995年生まれのサーディー(このブログでも何回か出てきたけど)はとんでもない年齢でデビューを飾って
めちゃくちゃ期待されてたけど、今のところまだ開花しきってないので、もっと成長して代表に定着してほし
いんだけどな〜。

で、メンバーですが、アリ・アル・ハブシ、アハメド　ムバラク　"カヌー"、アブドゥラジズ・アル・ムク
バリ等が順当に選出。一方、怪我が伝えられていた主力のイマド・アリ・ホスニが選外。

　個人的に思うオマーンの長所と短所

長所

・運動量が多い。
・今回はハブシ以外全員国内組(サウディ組もみんな国内に戻ったため)で経験不足は否めない一方
連携面で期待できる。
・監督がル・グエン
・国内リーグの日程に割とゆとりがある。
・身体能力が高い(アフリカ系が多いため)
・チームプレーを大事にする選手が増えた。

短所

・フィールドプレイヤーに長身選手が少ない。一番背が高いのはハブシ以外だと監督w(187)
・CFが軒並み不調。


今年になってからフルメンバーのウズベキスタンにアウェーで二連勝。コスタリカには3-4とあと一歩
等、なんだかんだ言ってもやはり力はあるオマーン。

しかし、入ったのは実力伯仲、強豪ぞろいのB組。プリンス　ファイサルで行われる初戦のUAE戦のチケット
は昨日完売が発表されている。