2015年02月09日
探偵歌劇ミルキィホームズTD第4話感想〜成長性のない物語に感じる不満〜
先日行われたサンシャインクリエイション2015Winterにサークル参加してきた。
頒布本は「ラブライブ!×仮面ライダー鎧武」のクロスオーバー漫画。原案から漫画まで全て自分で行った処女作である。
開会11時から閉会15時30分までの間に10冊くらい捌くことに成功したので、まぁ可もなく不可もなくという結果であろうか。作業量と作品への自己評価的には、もうちょっと手にしてもらいたかったというのが本音ではある。
今回はラブライブ!のスペースにて頒布を行ったのだが、お金を出して入手してくれたうちの8人は仮面ライダーファンだった。不明の2人のうち1人はライダーファンではない知人、もう1人は未確認だが、おそらくはラブライブ!よりで来たのだと考えている。まぁスペースがラブライブ!なので当然ではあるのだが。)
メインキャラクターの占める割合からラブライブ!メインでの活動を予定していたが、コミケとかでは仮面ライダーで申し込んだ方が頒布の効率は良いかもしれない。次回はあと5部ほど頒布数を伸ばしたいものである。
以上、サンクリ2015Winterへの所感である。
掲載できていなかったアニメの感想を3本ほどあげていきたいと思う。
まずは探偵オペラミルキィホームズTD 第4話「一発屋シテミル」の感想である。
タイトル通り「一発屋」を題材に扱った回であり、現実の一発屋をモデルにしたキャラたちが画面内に散見される。
また、ミルキィホームズが挑戦するゲーム中、第2話で登場した花崎マミュがワイプ画面で登場しているのは面白い。彼女もまた、一発屋の一人である。流れている挿入歌も「パーフェクト ラブ」になっており、作中のネタをうまく拾っているのは個人的に好評価である。
話の大筋としては「一発屋認定された茉莉音が『一発屋の楽園・咲子ランド』の主である咲子によって彼女の屋敷内に囚われようとするも、ミルキィホームズと茉莉音自身の決意により無事咲子から解放される」といったところである。咲子の中に入り込んでいたエレメント・シャウトも無事回収し、ストーリーライン的な進展もきちんと済まされている。
しかし、今回はミルキィホームズの活躍と茉莉音の成長性があまり感じられない回となっており、2話と3話と比べると少し物足りない部分がある。理由ははっきりしていて、話の大半が一発屋の定義を勘違いしたミルキィホームズによって進展していくためである。2話では「エレメントを取り戻す」、3話では「茉莉音を助ける」というミルキィホームズの行動理由が描かれていたわけだが、今回のミルキィホームズの行動理由は「一発屋になりたい」というもので一貫してる。確かに「茉莉音と同じ存在になりたい」というところでは茉莉音の要素に重なってなくもないのだが、「茉莉音と同じような存在になって特別な扱いを受けたい」という部分に焦点が当たっているため、茉莉音のために行動してきた2話と3話と比べると動機づけの部分で説得力に欠いているように感じるのだ。いやまぁ、アニメ版のミルキィホームズらしいといえばらしいのだが。ただ、茉莉音が成長するという要素が不足しており、個人的には物足りなく感じてしまった。
お話の構造的にも問題はあったように感じる。今回、ミルキィホームズと茉莉音の認識は終始すれ違っており、結局は茉莉音が最初から抱いていた「一発屋では終わりたくない、歌いたい」という彼女の決意がエレメントの回収の決定打となっている。ミルキィホームズの活躍がほとんど必要ではなく、茉莉音の要素だけで問題解決に至っているのはいただけない。15分近く描かれていた一発屋ランドの件だが、今回のエレメント回収にはまったく役に立っていないので、不満を感じるのだろう。
次の第5話でもミルキィホームズの行動理由は茉莉音ではないのだが、この手の不満を感じることは少なかった。その理由は第5話の感想に回すとして、第4話に関してはもう少し手の施しようがあったように感じるところが強い。たとえば、「終盤でミルキィホームズが一発屋を正しく認識し、茉莉音に協力してエレメントを取り戻す」とかにできなかったのか。
頒布本は「ラブライブ!×仮面ライダー鎧武」のクロスオーバー漫画。原案から漫画まで全て自分で行った処女作である。
開会11時から閉会15時30分までの間に10冊くらい捌くことに成功したので、まぁ可もなく不可もなくという結果であろうか。作業量と作品への自己評価的には、もうちょっと手にしてもらいたかったというのが本音ではある。
今回はラブライブ!のスペースにて頒布を行ったのだが、お金を出して入手してくれたうちの8人は仮面ライダーファンだった。不明の2人のうち1人はライダーファンではない知人、もう1人は未確認だが、おそらくはラブライブ!よりで来たのだと考えている。まぁスペースがラブライブ!なので当然ではあるのだが。)
メインキャラクターの占める割合からラブライブ!メインでの活動を予定していたが、コミケとかでは仮面ライダーで申し込んだ方が頒布の効率は良いかもしれない。次回はあと5部ほど頒布数を伸ばしたいものである。
以上、サンクリ2015Winterへの所感である。
掲載できていなかったアニメの感想を3本ほどあげていきたいと思う。
まずは探偵オペラミルキィホームズTD 第4話「一発屋シテミル」の感想である。
タイトル通り「一発屋」を題材に扱った回であり、現実の一発屋をモデルにしたキャラたちが画面内に散見される。
また、ミルキィホームズが挑戦するゲーム中、第2話で登場した花崎マミュがワイプ画面で登場しているのは面白い。彼女もまた、一発屋の一人である。流れている挿入歌も「パーフェクト ラブ」になっており、作中のネタをうまく拾っているのは個人的に好評価である。
話の大筋としては「一発屋認定された茉莉音が『一発屋の楽園・咲子ランド』の主である咲子によって彼女の屋敷内に囚われようとするも、ミルキィホームズと茉莉音自身の決意により無事咲子から解放される」といったところである。咲子の中に入り込んでいたエレメント・シャウトも無事回収し、ストーリーライン的な進展もきちんと済まされている。
しかし、今回はミルキィホームズの活躍と茉莉音の成長性があまり感じられない回となっており、2話と3話と比べると少し物足りない部分がある。理由ははっきりしていて、話の大半が一発屋の定義を勘違いしたミルキィホームズによって進展していくためである。2話では「エレメントを取り戻す」、3話では「茉莉音を助ける」というミルキィホームズの行動理由が描かれていたわけだが、今回のミルキィホームズの行動理由は「一発屋になりたい」というもので一貫してる。確かに「茉莉音と同じ存在になりたい」というところでは茉莉音の要素に重なってなくもないのだが、「茉莉音と同じような存在になって特別な扱いを受けたい」という部分に焦点が当たっているため、茉莉音のために行動してきた2話と3話と比べると動機づけの部分で説得力に欠いているように感じるのだ。いやまぁ、アニメ版のミルキィホームズらしいといえばらしいのだが。ただ、茉莉音が成長するという要素が不足しており、個人的には物足りなく感じてしまった。
お話の構造的にも問題はあったように感じる。今回、ミルキィホームズと茉莉音の認識は終始すれ違っており、結局は茉莉音が最初から抱いていた「一発屋では終わりたくない、歌いたい」という彼女の決意がエレメントの回収の決定打となっている。ミルキィホームズの活躍がほとんど必要ではなく、茉莉音の要素だけで問題解決に至っているのはいただけない。15分近く描かれていた一発屋ランドの件だが、今回のエレメント回収にはまったく役に立っていないので、不満を感じるのだろう。
次の第5話でもミルキィホームズの行動理由は茉莉音ではないのだが、この手の不満を感じることは少なかった。その理由は第5話の感想に回すとして、第4話に関してはもう少し手の施しようがあったように感じるところが強い。たとえば、「終盤でミルキィホームズが一発屋を正しく認識し、茉莉音に協力してエレメントを取り戻す」とかにできなかったのか。
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