2014年11月24日
★僕の口上【その1】「生まれも育ちも葛飾柴又です」学校はパンパカパンパンパンの、パンク状態論
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★僕の演説は、いつでもどこでも――【ここ】から始まる。
まったく、寅さんの口上《わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んで、フーテンの寅と発します》と同じだ。
【僕の口上】→→→
《日本の教育危機の元凶は、学校の教育独占体制(あるいは「学校の教育丸抱え体制」)にある。
教育独占、教育丸抱え、学校は、社会の求めに応じ、何でもかんでも抱え込み、抱え込み、既に身動きがとれない状況に陥っている。
たとえば、理科の教師は肝心要のあすの授業における実験の準備に割く時間も見出せないくらいに、授業以外の仕事を抱え込み――もうFUNKの「パンク寸前」ではないが、パンパカパンパンパンの、パンク状態。
学校の教育力が極端に低下している。
また、学校が(好むと好まざるとにかかわらず)授業以外のことを、どんどん抱え込んでしまうものだから、当然のこととして、家庭の教育力、地域の教育力も低下していく。
これを修正し、学校・家庭・地域、それぞれの教育力がバランスよくならないかぎり、どんな教育力向上施策を打ち出しても、あまり、いや、ほとんど効果はあがらない。
逆にいうと、バランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだだいじょうぶだ。
そのためには……》
――という口上から始まる。(【僕の口上】、以上)
★僕が今、教育コミュニティ・サムライネットの点検項目のトップに「部活動改革」をあげている。
サムライ中の部活動の現状が日本の「学校の教育独占体制」の象徴である……という認識があるからだ。
これに手をつけないで、他をいくらいじくっても、ほんとうの改革は進まない。
たとえば「他をいじくる」例として「学校事務の組織化から学校改革へ」。
やらないよりはいい。
いや、やるべきだ。
しかし、これにとどまっている限り、日本の「学校の教育独占体制」は変わらない。
★教育コミュニティ・サムライネットの眼目は「学校・家庭・地域の3者が連携・融合・協働して、それぞれの教育がバランスよく行われる教育環境をつくろう」ということだ。
しかし、いきなり、こういうことができるわけではない。
バランスをよくしようと、これは今まで学校でやってきたけれども、本来、家庭・地域でやるべきことだから……とやると、大ゲンカになる。
実際に僕はその「大ゲンカ」を何度が経験している。
だから、そういうことに着手できる環境づくりとして、まず「子どもの教育に、互いに参加・参画できる仕組みをつくりあげよう」としているのだ。
「子どもの教育に、互いに参加・参画できる仕組みをつくりあげる」ために、サムライネットでは――
・学校・家庭・地域の情報交換会
・情報誌の発行
・地域ぐるみで行うあいさつ運動
・小・中、公民館合同文化祭
・地域環境美化活動
・地域防災・防犯訓練
・地域巡回活動
・学校支援ボランティア活動――等々、さまざまな連携・融合・協働活動に取り組んでいる。
★活動内容をみるとわかるように――ま、はっきりと、あるいは、アイロニカルにいうと――サムライネット創設以来、意識的に、ターゲットを「子どもの健全育成・安全確保」に限定してきた。
これだと、家庭や地域の諸団体が合意しやすいし、取り組みやすいからだ。
が、しかし、これらは、みんな、それぞれ、大切なことではあるが、改革の本丸ではない。
これらは、改革のレベルでは、「学校事務の組織化、効率化」といっているのとなんら変わらない。
やはり、次の段階として、これらの活動と並行しながらも――これまで意識的にターゲットを「子どもの健全育成・安全確保」に限定してきた、その「限定」を解除し――意識的に新たなテーマ、すなわち、「改革の本丸=部活動改革」に取り組んでいかなければいけない。
ただし、ターゲットを変えると、すなわち、「荷の軽い協働」から「荷の重い協働」にギアを切り替えると、ネットワークの質が大きく変わる。
よほど慎重にやらないと、一瞬のうちにネットが崩壊することになる。(僕の口上【その1】、以上。口上【その2】につづく。)
★画像=サムライ小・中連携授業研究会の授業参観の場面。
小・中学校の連携がしっかりしていることが、学校側、地域側(含家庭)、双方向の連携推進の条件である。
小・中学校の方針がバラバラだと、継続的な学社連携はほとんど進まない。
この点、サムライ小・中の連携具合は、僕の評価基準では、5段階の「4」。
★さらに詳細な情報は僕のホームページへ!
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