2012年11月04日
記憶障害へのリハビリ
月に1回の低頻度更新となりつつある
このブログ。皆さん如何お過ごしでしょうか?
いきなり脱線しますが
空白の期間で、埼玉県日高市の巾着田や
東京都三鷹市のジブリの森に行ってきました。
特にジブリの森はローソンチケットで
の予約制での入館になります。
当日は道中、吉祥寺からの井の頭公園を
散策しつつ楽しむことができました。
ジブリの森館内でしか観られない
オリジナル短編映画もありますので、
一度ならず二度三度楽しめる場所では
ないかなと思いました。
興味がある方は参考まで・・・。
さて、お待ちかねの主題
『記憶障害へのリハビリ』について
ですが、主なアプローチとしては
近時記憶(前回参照)に対してのものがほとんどでしょう。
そして根本としては、
日々の実践に役立つ知識を身につける
ことができるようにすることが
重要だと思われます。
そして忘れてはならないのが、
記憶障害に対する理解の確立と心理面への配慮
でしょう。自分の置かれた状況を
理解できるような環境設定、自身の
記憶状態を事前に把握しておくことで
リハビリ実践する上での同意を
得られやすくなるというものです。
それでは実際に記憶障害には
どのようなアプローチがあるのでしょうか?
それは下記の3つに大別されるでしょう。
@直接的アプローチ
⇒障害された記憶機能を反復使用〜機能回復を図る。
例えば、単語のような単純な記銘だけでなく、
絵カードなどを併用した視覚イメージ化した記銘を行い、
直後又は時間間隔を置いて想起(再生)。
※時間間隔は障害の状態に応じて適宜設定する。
A代償的アプローチ
⇒誤りの無い学習をさせる。
例えば、患者に日付の記銘をしたい場合
「今日は何日ですか?」と聞いてしまうと
誤った情報を引き出してしまう可能性がある。
正しい情報を学習させる為には、
「今日は何日ですか?カレンダーを見て
教えてください」と Qを出す。
⇒記銘・保持・想起しやすくする。
記銘させ易くするために覚える情報を簡略化する、
覚える情報を理解したかどうか復唱させる、
新しい情報を既知の事柄と結びつけて覚える等の工夫をする。
保持しやすくする為には記銘した
情報を確認する(間隔伸張法にて)。
想起させ易くするためには「手がかり」を与える。
例えば人の名前であれば最初の文字を与える。
また記銘した時と同じ環境であれば思い出しやすい。
B外的補助手段によるアプローチ
⇒必要な情報を保存する。
必要な情報はメモ帳や日記、ICレコーダーに記録する。
⇒外的な手がかりから予定を参照する。
例えば、定期的に腕時計などのアラームを
設定しておき、アラームが鳴ったら予定を
確認するように習慣化する。
※患者が補助手段の必要性を自覚している事が重要!
駆け足でしたが、以上が記憶障害の
リハビリテーションの概要です。
今回の記事を参照に
臨床に役立てて頂ければ幸いです。
彼女の定期的な個展開催の為、
更新が停滞しがちですが、
愛読者の方々の為にも、
極力頑張っていきますので、
応援よろしくお願いします。
このブログ。皆さん如何お過ごしでしょうか?
いきなり脱線しますが
空白の期間で、埼玉県日高市の巾着田や
東京都三鷹市のジブリの森に行ってきました。
特にジブリの森はローソンチケットで
の予約制での入館になります。
当日は道中、吉祥寺からの井の頭公園を
散策しつつ楽しむことができました。
ジブリの森館内でしか観られない
オリジナル短編映画もありますので、
一度ならず二度三度楽しめる場所では
ないかなと思いました。
興味がある方は参考まで・・・。
さて、お待ちかねの主題
『記憶障害へのリハビリ』について
ですが、主なアプローチとしては
近時記憶(前回参照)に対してのものがほとんどでしょう。
そして根本としては、
日々の実践に役立つ知識を身につける
ことができるようにすることが
重要だと思われます。
そして忘れてはならないのが、
記憶障害に対する理解の確立と心理面への配慮
でしょう。自分の置かれた状況を
理解できるような環境設定、自身の
記憶状態を事前に把握しておくことで
リハビリ実践する上での同意を
得られやすくなるというものです。
それでは実際に記憶障害には
どのようなアプローチがあるのでしょうか?
それは下記の3つに大別されるでしょう。
@直接的アプローチ
⇒障害された記憶機能を反復使用〜機能回復を図る。
例えば、単語のような単純な記銘だけでなく、
絵カードなどを併用した視覚イメージ化した記銘を行い、
直後又は時間間隔を置いて想起(再生)。
※時間間隔は障害の状態に応じて適宜設定する。
A代償的アプローチ
⇒誤りの無い学習をさせる。
例えば、患者に日付の記銘をしたい場合
「今日は何日ですか?」と聞いてしまうと
誤った情報を引き出してしまう可能性がある。
正しい情報を学習させる為には、
「今日は何日ですか?カレンダーを見て
教えてください」と Qを出す。
⇒記銘・保持・想起しやすくする。
記銘させ易くするために覚える情報を簡略化する、
覚える情報を理解したかどうか復唱させる、
新しい情報を既知の事柄と結びつけて覚える等の工夫をする。
保持しやすくする為には記銘した
情報を確認する(間隔伸張法にて)。
想起させ易くするためには「手がかり」を与える。
例えば人の名前であれば最初の文字を与える。
また記銘した時と同じ環境であれば思い出しやすい。
B外的補助手段によるアプローチ
⇒必要な情報を保存する。
必要な情報はメモ帳や日記、ICレコーダーに記録する。
⇒外的な手がかりから予定を参照する。
例えば、定期的に腕時計などのアラームを
設定しておき、アラームが鳴ったら予定を
確認するように習慣化する。
※患者が補助手段の必要性を自覚している事が重要!
駆け足でしたが、以上が記憶障害の
リハビリテーションの概要です。
今回の記事を参照に
臨床に役立てて頂ければ幸いです。
彼女の定期的な個展開催の為、
更新が停滞しがちですが、
愛読者の方々の為にも、
極力頑張っていきますので、
応援よろしくお願いします。
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