斜め上を行く言語聴覚士の日々

一昔前、タイトルと似たような
フレーズを用いる芸人さんがいましたが、
今日はその話題ではなく、
文字通りの抽象的な話題についてです。

前置きとして少々脱線をしますが、
先日、風の便りで私の専門学校
時代の同期が臨床に復帰する
という話を耳にしました。

その方は、資格取得〜就職後、
職場の人間関係が不良で、
鬱病を発症して退職〜通院していた
という経緯があったようです。

詳細こそ不明ですが、過去の
学生時代にその方はとても知識が
豊富で同期の中でも極めて
優秀な方だと記憶しています。
退職するとは、余程だったのでしょう。


個人の能力に限らず、人間関係の
不和や理不尽な事はどこの
業界や職場でも起り得ます。

しかし、どんな状況であれ自分の
精神が崩壊するまで仕事を
頑張る必要は絶対にありません。

自分が辛いor辞めたいと感じる時には、
その気持ちに素直になって
自分を守る事、もしくは解放してあげるべきです。

ただ、リハビリが他業種と異なるのは、
関わる方の予後を担う点で責任が
生じますので、途中退職であっても
シームレスな引継ぎが必要不可欠です。


視点が混乱してきましたが（汗）、
幾つか職を経験している私から
今まさに↑のような精神状態の方に
対して個人的に気が楽になれる
7つの言葉を以下に綴ります。

�@自分が弱い人間だと認めた時に強くなれる。
�A自分の考えていること≠周りの考えていること。
�B自分の事を（見ている）解ってくれる人は必ずいる。
�C完璧な人間はいない。誰にでも間違いは必ずある。
�D今の職場が自分の人生を決める「全て」ではない。
�E休日を楽しむために、働こう。
�F死ねば楽になるけど、死ぬことが全ての解決にはならない。

今より若い時の自分は現在より
視野がとても狭くて、自身の全てに自信が無く、
将来をただただ悲観していたのですが、
歳を重ねて経験を積む過程で
これらの言葉（思考）が、逆境の支えに
なっていたかなと感じています。


あとは過去にどこかで話したかもしれませんが
最悪な職場を一度経験をすると、
その後の職場では免疫（耐性）が出来ます。

こればっかりは言葉で表すより、
実際に経験しないと、皆さんには理解
できないかと思われますが・・・（苦笑）。

この事を専門的に踏まえて言い表すと、
結晶性知能（＝過去の経験が土台になる知能）
が人生最強の武器といえます。