休眠預金の恐怖: 斜め上を行く言語聴覚士の日々

2015年07月30日

休眠預金の恐怖

昔に作ったまま忘れている
銀行口座やゆうちょ銀行口座が
皆さんありませんか？

例えば、学生時代に作った口座を
社会人になって全く使わなくなって
しまっているものetc・・・。

そのような長期的に入出金を
行ってない預金を『休眠預金』
もしくは『休眠口座』、『睡眠預金』
ともいいます。毎年これらの預金は
800億円以上もの巨額で
発生しているのです。

実はこの預金、我々国民が
しっかりと管理しておかなければ
知らず知らずの内に銀行や国に
没収されかねない制度であることを
今日は説明したいと思います。

①休眠預金とは？

全国銀行協会によると、『休眠預金』の
定義は「最終取引日より10年経過
（ゆうちょ銀行は5年経過）している
預金の内、1万円以上預金で
本人と連絡が取れない預金、または
1万円未満の預金」とされています。

郵政民営化前の2007年9月30日
以前に郵便局に預けた定期貯金や
積み立て貯金については満期の翌日から
20年2ヶ月経過した場合、
国庫に入るので要注意です。

通常の銀行でも実際に定義の
期間を超過することで、
休眠預金扱いになると預金者の
権利が失われ、銀行の利益となります。

②休眠預金は引き出し可能？

休眠預金と仮になっても、
銀行の独自のルールに従い、
顧客からの申し出があれば、
いつでも払い戻しに応じるようです。

この点では安心ですが、
ルールによっては毎年口座から
管理料を差し引く場合があり、
長期間に渡って、残高がゼロになる
ケースはあり得るでしょう。
※りそな銀行では年間1,296円（消費税等込）

③休眠預金対策に必要なこと

一言で表すと、口座管理を徹底することです。
安易に複数の口座開設を避けたり、
あまり必要の無い口座は解約する事
など、日頃から心掛けたいものです。

また銀行からの通知も確保する為、
結婚された方は性や住所変更、
転勤の方は転居時に金融機関にも
住所変更手続き等、忘れないように
したいものですね。