2015年03月15日
覚えておきたい施設サービス
前回の記事で私が「施設」に所属
しているというのは皆さん
把握されたのではと思います。
「施設」とは一言にいっても
その種類は多岐に渡ります。
現在、私が所属しているのは
介護老人保健施設という場所です。
この施設は昨今、法改正で物議を
醸している介護保険適用の施設ですが、
今日は他の施設を含めた概要
を中心に皆さんに紹介できたらと思います。
高齢者は住み慣れた自宅での最期を
迎えたい、その為に周囲関係者が
介護疲れを起こしているケースが
少なくありません。
しかし施設利用の判断基準としては
高齢者の精神症状と身体症状の悪化により
在宅介護が難しくなった時に発生します。
利用できる主な施設は以下の通りです。
【介護保険適用施設の種類と概要】
※2015年3月現在
@介護老人福祉施設
⇒特別擁護老人ホーム=特養と略されることが多い。
⇒65歳以上、要介護1〜5以上で利用可
(今年の法改正後は原則3以上)。
⇒食事や排泄といった日常生活の介護中心。
⇒生活の場としての意味合いが強いため、
「終のすみか」としても機能する施設。
⇒費用対効果が高く、入所希望の待機が多い。
⇒今年の法改正により、預貯金単身1000万円
または夫婦2000万円以上で負担増。
⇒費用目安:5〜13万円(月額)
A介護老人保健施設
⇒老健と略されることが多い。
⇒65歳以上、要介護度1〜5以上で利用可。
⇒病院(には劣るが)の医療機能と
老人ホームの生活介護機能を併せ持つ施設。
⇒在宅復帰支援を目的としてリハビリを
行うため、入所期限は限られている。
⇒費用目安:8〜13万円(月額)
B介護療養型医療施設
⇒介護保険で利用できる高齢者の為の病院
⇒65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
⇒医師や看護師が24時間待機している。
⇒法律により2012年から新設禁止、2020に廃止予定。
⇒癌や心疾患、ALSといった難病等の
医療ケアや終末期ケアが充実している。
⇒費用目安:9〜17万円(月額)
C地域密着型の施設
⇒グループホーム→65歳以上、要支援2〜要介護5で利用可
介護型ケアハウス→65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
介護付有料老人ホーム→65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
等がある。
⇒費用目安:グ・・・15〜30万円(月額)
ケ・・・16〜30万円(月額)
介有・・・12〜30万円(月額)
⇒場所によって社会福祉法人や
民間事業者といった運営母体が異なる。
施設サービスは介護保険適用の
サービスのあくまで一端です。
この他にも訪問サービスやデイサービス、
ショートスティといった様々な
サービスがありますので
混同しないようにしなければなりません。
また部分的に介護保険法改正についても
触れていますが、改正で影響が大きいものは
介護保険の利用者負担です。
今までは一律で1割負担となっていたものが、
今年からは単身で280万円以上、
夫婦で359万円以上の所得がある場合に限り
2割に自己負担が増える事になりました。
超高齢化社会が定着していく今後は
施設サービスから地域密着型サービスに
シフトしていきます。
その一方で、市町村独自の介護保険外の
サービス(=横だしサービスや
訪問給食・美容、オムツ給付サービスetc)も、
利用者のニーズに伴い充実されてくることでしょう。
利用にあたり、より合理的で
生活の質を高められるサービスを受ける為には、
介護保険だけでなく地域情報にも熟知した優秀な
ケアマネージャーの存在が必要不可欠でしょう。
しているというのは皆さん
把握されたのではと思います。
「施設」とは一言にいっても
その種類は多岐に渡ります。
現在、私が所属しているのは
介護老人保健施設という場所です。
この施設は昨今、法改正で物議を
醸している介護保険適用の施設ですが、
今日は他の施設を含めた概要
を中心に皆さんに紹介できたらと思います。
高齢者は住み慣れた自宅での最期を
迎えたい、その為に周囲関係者が
介護疲れを起こしているケースが
少なくありません。
しかし施設利用の判断基準としては
高齢者の精神症状と身体症状の悪化により
在宅介護が難しくなった時に発生します。
利用できる主な施設は以下の通りです。
【介護保険適用施設の種類と概要】
※2015年3月現在
@介護老人福祉施設
⇒特別擁護老人ホーム=特養と略されることが多い。
⇒65歳以上、要介護1〜5以上で利用可
(今年の法改正後は原則3以上)。
⇒食事や排泄といった日常生活の介護中心。
⇒生活の場としての意味合いが強いため、
「終のすみか」としても機能する施設。
⇒費用対効果が高く、入所希望の待機が多い。
⇒今年の法改正により、預貯金単身1000万円
または夫婦2000万円以上で負担増。
⇒費用目安:5〜13万円(月額)
A介護老人保健施設
⇒老健と略されることが多い。
⇒65歳以上、要介護度1〜5以上で利用可。
⇒病院(には劣るが)の医療機能と
老人ホームの生活介護機能を併せ持つ施設。
⇒在宅復帰支援を目的としてリハビリを
行うため、入所期限は限られている。
⇒費用目安:8〜13万円(月額)
B介護療養型医療施設
⇒介護保険で利用できる高齢者の為の病院
⇒65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
⇒医師や看護師が24時間待機している。
⇒法律により2012年から新設禁止、2020に廃止予定。
⇒癌や心疾患、ALSといった難病等の
医療ケアや終末期ケアが充実している。
⇒費用目安:9〜17万円(月額)
C地域密着型の施設
⇒グループホーム→65歳以上、要支援2〜要介護5で利用可
介護型ケアハウス→65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
介護付有料老人ホーム→65歳以上、要介護1〜5以上で利用可。
等がある。
⇒費用目安:グ・・・15〜30万円(月額)
ケ・・・16〜30万円(月額)
介有・・・12〜30万円(月額)
⇒場所によって社会福祉法人や
民間事業者といった運営母体が異なる。
施設サービスは介護保険適用の
サービスのあくまで一端です。
この他にも訪問サービスやデイサービス、
ショートスティといった様々な
サービスがありますので
混同しないようにしなければなりません。
また部分的に介護保険法改正についても
触れていますが、改正で影響が大きいものは
介護保険の利用者負担です。
今までは一律で1割負担となっていたものが、
今年からは単身で280万円以上、
夫婦で359万円以上の所得がある場合に限り
2割に自己負担が増える事になりました。
超高齢化社会が定着していく今後は
施設サービスから地域密着型サービスに
シフトしていきます。
その一方で、市町村独自の介護保険外の
サービス(=横だしサービスや
訪問給食・美容、オムツ給付サービスetc)も、
利用者のニーズに伴い充実されてくることでしょう。
利用にあたり、より合理的で
生活の質を高められるサービスを受ける為には、
介護保険だけでなく地域情報にも熟知した優秀な
ケアマネージャーの存在が必要不可欠でしょう。
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脱線も多々あり不定期更新の
ブログですが、訪問ありがとうございます。
主さんも同じSTの仕事を
されている方でしょうか?
私がSTになった理由は、
話せば少し長いので、近々に更新の
記事にて説明させて頂きますね。
老健でお仕事されているんですね。
求人を見てると、老健でのリハビリ職の求人も結構ありますよね。
プルプルさんはなんでSTを目指されたんですか?
少し気になりました。