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2015年03月09日

歯科衛生士と多職種との連携

前回の記事は愚痴になってしまい
申し訳ありません。
しかし、医療業界に限らず、
日々フラストレーションを
感じる職場の人間関係というのは
これはこれで辛いものであるといのは
ご理解いただきたいと思います。

今日は言語聴覚士(以下:ST)と
摂食・嚥下及び口腔ケアでの担当領域が重なる
歯科衛生士(以下:DH)との関係性と
連携について述べたいと思います。


私の所属する維持期の施設では、
STの主な役割として
言語機能(失語症・構音障害)や
摂食・嚥下機能のアセスメントと
それに基いた食事形態の
変更・決定を行います。

一方のDHは口腔内の観察(初回評価)
と衛生保持のみならず、
継続したケアを要する方の抽出や
歯科受診を要する方の抽出及び
Drへの申し出を主に行っています。


STは施設に所属・常駐しているのですが、
利用者全体に対して十分なマンパワーではなく、
DHはSTよりも人数が少ない為、
特定の部署に配属困難であり、
継続した介入は実質的には日々のケアに
従事している看護・介護職に頼らざるを
得ないのが現状です。

ここで課題となってくるのが、
◎継続した口腔ケアとモニタリング環境の維持
◎衛生保持からの口腔機能向上への発展

と私は考えています。


その為の取り組みの一環として、
STとDHは職種間でのカンファレンスの実施、
また独自の連絡票を作成することで
一貫性のある情報提供を行っています。
また勉強会での他職員の意識・技術向上を
定期的に図っています。

この取り組みによって回復期ほど
数は多くは無いのですが、
口腔内異常を早期発見できたり、
維持期においても経口への移行が
可能になる等の様々な成果が得られています。

維持期だからこそ手厚いケアを受けたい
という利用者・ご家族関係者も
少なくありません。そうしたニーズに
応えられるような施設の一端を
担えることができれば幸いですね。
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