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2014年07月24日

発話の流暢性評価

一昨日、関東圏で局所的な大雨が
ありました。時間にして1時間程度でしたが、
車のワイパー全開でも視界不良であり、
道路も場所によっては冠水状態でした。

雨量の多さで車の中で立ち往生
したのは私の人生の経験上
初めてでしたが、こういった突発的な
自然現象(災害)にも対応できるよう
普段から危機管理を持つよう
再認識させられました。

話は変わりますが、本日は失語症を
評価する上で不可欠な
発話の流暢性評価についてご紹介します。


流暢性評価の方法としては現在
以下の3つが主に用いられています。
@Bensonの流暢性評価
AWAB流暢性評価
BGoodglass and Kaplanの話し言葉の特徴尺度

臨床上、広く活用されていると
言われているのはBになりますが、
この記事では簡便で効率の高い@に
絞って説明をします。


【Bensonの流暢性評価(1996)】
benson_ryu.jpg


流暢の判断は上記のような評価スケールを
用いても臨床経験によって左右され易い
傾向があるようです。

紺野(2001)は流暢・非流暢性の要素は
1)発語失行=努力性・構音障害・メロディの異常
2)発話単位の短さと話量の低下=失文法

に集約されると述べています。

私自身も未だに迷うことが多いですが、
正しい概念を理解した上で、
評価の妥当性や信頼性を
少しでも向上させられるよう
日々精進していきたいですね。
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