理研の三太郎
理研の三太郎と言われた鈴木梅太郎をご紹介致します。
他の二人は既にご紹介している長岡半太郎と本多光太郎です。
筆者の思い出話
筆者が個人的に親近感を覚えたのは、
鈴木梅太郎が農学部とつながりが強い点です。
東大の工学部と農学部の間の坂道である
古本屋がある通りを、私はよく散歩で使います。
(地下鉄の南北線を使う時に登っていく場合が多いです)
私の祖母は農学部からほど近い動坂の辺りで暮らしていて、
そこそこ別嬪さんだったので「動坂小町」と呼ばれていました。
また、私の母は不忍池の方にある東大病院で生まれました。
私の父は農学部の方にある根津神社の池でおぼれたそうです。
そんなわけで何となく親近感を覚えてしまいます。
鈴木梅太郎とビタミン
話戻って鈴木梅太郎ですが大きな業績としてビタミンを発見しました。
具体的には先ずビタミンBをみつけてドイツの学会で発表しています。
ただし、時節柄を感じされる話なのか「発見者」としての明記
が無かったので梅太郎の発見だと伝わらなかったようです。
日本人は知っていても外人から見たら「それ何?」って
話なのでしょうね。今ではあり得ない低評価みたいです。
鈴木梅太郎と合成酒
理研のホームページから記載すると、(太字部が引用部)
「鈴木梅太郎(1874-1943)は、米騒動をきっかけに、
原料に米を使わない合成清酒の開発に着手。
独自の製造法を発明し、“理研酒”として
「利久(りきゅう)」などのブランド名で販売した。」
その後、理研の収入で大きな割合を占めていく酒造事業は
理学と生活の大きな繋がりへと発展していくのです。
お酒を楽しく飲める「機会」を鈴木梅太郎は拡げたのですね。
残念ながら鈴木梅太郎の「人となり」は
今日あまり伝わっていませんが
お酒を造ってくれていたお爺さん、なのだと
考えるだけで少し楽し気な気分にさせてくれます。
東大も色々な人物を作り上げてきているのですね。
〆
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nowkouji226@gmail.com
2023/04/01‗初稿投稿
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