科学史の観点からトピックスをお伝えします。
米ロチェスター大学のグループが室温超電導
を実現しました。2021年10月中頃に
ネイチャーに発表してます。突然私も当時、
2020/11/02朝の新聞読んで知って、
びっくりしたのです。
一般人はびっくり。
基礎科学での現象実現と応用科学での応用技術の
確立迄には大きな壁があるのですが先ずは第一歩。
267万気圧という条件下でレーザーを使い
摂氏15℃での超電導状態を実現しています。
対象試料のサイズが数十マイクロメートル
の大きさだと言う事も気になります。
圧力条件も実用化の大きな壁でしょう。
とは言え、超電導状態の解明に向けた
大きな一歩と言える気がします。
こうした事実の積み重ねはカメリー・オネス
の実験から始まりました。
絶対零度近くでの抵抗値損失は
再現性の高い事実で、その後、
アメリカで
ジョン・バーディーン、
レオン・クーパー、
ロバート・シュリーファー
によるBCS理論が提唱され現在に至ります。
私の研究時代にはイットリウムの系(YBCOの系)や
ランタンの系(RSCOの系)の酸化物で高温を模索していました。
別途、青山大学の先生が別種金属で高い転移温度を実現してます。
また、最近では東北大をはじめとするグループが「揺らぎ」
の考えを使って高圧下でより常温に近い現象発現を目指しています。
ほぼ室温超伝導を示す高圧下ランタン水素
〆
ハイブリット英会話スタイルで伸ばす「アクエス」
【スポンサーリンク】
以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
最近全て返事が出来ていませんが
全て読んでいます。
適時、改定をします。
nowkouji226@gmail.com
2020/11/02_初稿投稿
2022/03/25_改定投稿
舞台別のご紹介へ
時代別(順)のご紹介
アメリカ関係へ
電磁気関係へ
熱統計関連のご紹介へ
【このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image