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2012年04月18日
『い』は『一本眉』鬼平犯科帳第13巻より
 今日は目先を変えて池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」の中から第13巻に収録されている『一本眉』を紹介しましょう。この作品は1975年(昭和50年)文藝春秋の「オール読物」に連載された作品です。実は、わたしはだいの時代小説好きで、池波正太郎先生司馬遼太郎先生藤沢周平先生五味康祐先生ならかなり読ませていただいています。
 この鬼平犯科帳『一本眉』は、息をつめて、緊迫感にあえぎそうになりながら読み進める物語が多い同シリーズの中で、同心木村忠吾と本編の主人公『一本眉』(…濃い眉と眉の間にも、もじゃもじゃと毛がはえているのだ…)との軽妙なやり取りが「ホッと一息、憩いの一服、砂漠のオアシス」の感が癒しの効果を発揮している作品です。
 腕利きの火盗改め方同心たちとの殺伐とした日常の中で「どうしたら、人生より楽しく生きられか?楽しく生きねば損!」が信条の木村忠吾が、捕り物とは関係ないにしても、本編の主役『一本眉』こと本格派盗賊「清洲の甚五郎」とも飲み仲間になり、果ては「叔父さんと思ってくれ」とまで云わせてしまう奇妙な「人徳」がほのぼのさせる一編でした。
 池波先生の作品は「命をかけた真剣勝負の描写」、「息詰まる心理的駆け引き」、「キメ手を繰り出すまでの心の葛藤」。見事に、読む者を引き込んで離さない魅力がたまりません。愛蔵版として何年か毎に読み返している作品です。もちろん池波先生の作品はまだまだあります。皆さんにも一度読んでいただきたい作品としては「真田太平記」があります。「潔くない人々」が多い中、「潔よさがカッコイイ!」作品です。面白いですよ!是非読んでみてください。では次は『ゆ』です。


















Posted by 高杉晋作 at 09:05 | この記事のURL
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