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2015年09月13日

先人の教訓

鬼怒川は、鬼が怒るというほどの暴れ川である。
江戸時代に被害にあった人々は高台に移転したとのことだ。

ところが、戦後の農地改革で田舎では地主ではなく農家個人が土地を持つようになり、宅地に適さないような場所でも宅地化した。そして高度経済成長でお金を得た庶民はこぞって家を建てた。
鬼怒川周辺だけでなく日本全国で先人の教訓を忘れてしまったのが、今回の水害や東日本大震災の津波被害である。

計画なく宅地が広がった為に、道路、上下水道、電気・ガス等のインフラ整備に多くの費用がかかったのが、今の日本の借金の原因だ。
今更住んでいる人に移れとは言えないので、人口減少している現在コパクトシティー化を進めて災害に強い都市を作って行けば自然とそこの移り住むようになるのではないか、そうすれば集約された大きな農地ができ海外からの農産物に負けない農業ができるなどいろいろな問題が解決される気がするのだ。
しかし、資産価値が減る人々は感情的に訴え、それに媚びるメディアやそれに乗っかりポピュリズムに陥った政治家は何も変えられないまま災害がまた起こるということが続くのだろうな。
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posted by ヒロ at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 災害
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