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2016年05月16日

土地と住宅デザイン

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復習です
家を建てるのにお世話になったメーカーが
そりっどさん

母体は新発田屋さん です

そして建築デザインを依頼したのがそりっどの後藤さん推薦の
a-not DESIGN さんです.ホームページはこちら

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この家造り系の記事は←カテゴリー「家造り」からご参照くださいませ

某ハウスメーカーが,新潟市産業振興センターにて宅地フェアをやったことがありまして,そちらに参加いたしました.

まだ,住む場所を全然決められずにいた頃です.
長女もまだ幼く,次女はまだ全然生まれる前.

新潟市西区で7つぐらい良さそうな土地をピックアップ.

後日実際に見て回り,そのうちの1つが今住んでいるところです.

ちなみに,某ハウスメーカーが主催で行っている宅地フェアだからといって,別にそこのハウスメーカーで家を建てる義理はないそうです.

分かる人はなんてことはない常識なのでしょうけど,かつての私達のように

「家造りってなんなのー?初めてだからわからーん(当然)」

という人間にはそんなことさえもわからないのであります.


地盤が強いという理由で,砂丘の土地といたしました.

夜になると海の波の音が遠くから聞こえてきます.そんな場所です.

ただ,海は見えません.

しかし,気持ちの中には

「家を建て,二階から窓越しに海が見えるかも」

と思っておりました.

a-not DESIGN さんにデザインをお願いすることが決まって間もないころは

「きっと海が見える家にしてくるだろう」

と思っておりました.

これは,そりっどの後藤さんも

「きっと,リビングは2階にすると思うんですよね.いや,わかりませんけど.でも,僕だったらリビングは2階ですかねぇ〜」

と言われておりました(たぶん,本人は100%忘れているでしょう)


実際にa-not DESIGN の西田さんは購入した土地にまで足を運んでいただき検討もしていただいたそうです.
そういうところいいですね〜

なので,絶対にリビングが2階できっとでっかい窓がある家になるとおもっておりました.


しか〜し!

初回のデザイン案をいただいた時,2階度肝(ドギモ)を抜かれました・・・

リビング1階?

あれ?まど無い? いやあった1個. あれ?(海の見える)北側じゃない?東側?・・・(これが1回目)

ちょっとまて,よく見ると壁も無くない!?(これが2回目)

テーブルとカウンターもぜーんぶつながっている!?

床の高さが場所によってぜんぜん違う!?


と,頭の中は大混乱.

目の前にはa-not DESIGN の松石さんの「どうですか?」と言わんばかりのやや上目遣いのつぶらな瞳・・・(そういえばこの頃まだお顔がふっくらされていたな〜)

西田さんはちょっとどこ見ているのかわからなかったです(結構そういうことある.頭の中はいろいろ考えているんでしょうけど,見た目マイペースに見えちゃう)


なので,とりあえず頭の中から「海の景観」の件は取り払って,目の前のデザインに集中

3Dの手作りの模型を用意していただいたのは嬉しかったなぁ〜(すごく良かったので,そりっどさんの事務所に寄付させていただいてます.ご縁がございましたら御覧ください)

そういえば,最初「どんな家がご希望か,教えていただいてもよろしいですか?」

の質問に

「家族全員の気配が感じられる家が希望です」

と答えていました.

a-not DESIGN のお二人は,そのことを根本から,過去の自分達の設計実績にとらわれること無く,真摯に,びっくりするくらい実直に考えていただいた・・・

そのことが非常に伝わってくるデザインだとわかりました!

感動しました!

基本路線はこれで決定となりました!

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窓から屋内を撮影(撮影者はそりっどの後藤さんです)
「仕切る」ことを目的にした壁がないでしょ?


(つづく)



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我が家が紹介されています.
個性派住宅という特集の1つ目です.
もしもご機会がございましたらチェックしてみてください.

そりっどさんの最新情報はブログが早いと思います.
こちら


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P2060062.JPG最近のBGM

←壁が少ないことによる日光による陰影も日中の魅力.少しだけフェルメール風.題は「いたずら直前」か


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私が大好きなピアニスト,フリードリッヒ・グルダが来日した際のインタビュー記事を読みました

「CDショップに行った.チェリビダッケの海賊版が日本は異常に多い.本人が録音したくないというのだから,それを尊重するべきだ」
というような意味の発言をしていたと記憶しております.

チェリビダッケの音楽については,当時の評論家の多くは

「個性が強い.作曲家の意図を聴くというよりも,チェリビダッケの個性を聴くような経験」

という趣旨のモノが多かった気がする.

今の私はこういった評価は,「じゃぁ〜そもそも再現された音楽を聴くってどういうことですか?」と突っ込みたくなる.

当時の私は「そっか,僕はまだクラシックを聴き始めたばかり.あまり個性的な演奏は聞かないほうがいいのかな?」とバカ素直な聴衆の1人となっておりました.

その後時代は降り,
・チェリビダッケ本人は,自身の死後はCD化は構わないと言っているらしい

ということを聞き

さらに残念ながらお亡くなりになった後は,

・長男が,父親の音楽的遺産が,劣悪で不当に高額な海賊版で市場に出回っていることに憤慨しているらしい

ということを聞き,意外と早くにCD化されシリーズとして発売されました.

当時は高額だったのですが,今はかなり求めやすい値段となりました.


ベルリン・フィルの監督をしているサイモン・ラトルが,ミュンヘンに演奏旅行した際
「チェリビダッケがブルックナーを演奏した土地でブルックナーは演奏できない」
と,ブルックナーをプログラムから外した

という逸話は本当なのかな?

そんな逸話があってもおかしくない,素晴らしくゆったりとして,濃密な時間が記録されています.

あまり人気がないとされている6番.私は大好きなのですが,チェリビダッケの演奏では一気に大名曲とされています.


指揮者の個性が強すぎる演奏を日本は嫌う傾向にあるのでしょうか?

すくなくとも,ブルックナーという人となりを想像すると,このチェリビダッケの演奏は大絶賛するんじゃないでしょうか?自分の「意図」とは異なっていたとしてもです.

(今回は自分でもびっくりするくらい長文だなあ〜.早く寝なきゃまた体が辛くなる・・・)
posted by HARNONCOURT at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 家造り
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