金武観音寺(きんかんのんじ)は、沖縄県国頭郡金武町にある高野山真言宗の寺院。山号は「金峯山」。本尊は聖観音。寺社建造物の多くが太平洋戦争で消失した沖縄県下で、戦前の古い建築様式が残る貴重な木造建造物である。
沿革
伝承によれば、16世紀に日秀上人(にっしゅうしょうにん)により創建。16世紀前期、日秀上人が紀伊国より唐を目指した(「補陀落渡海により西方浄土を目指した」との説もある)が、遭難して琉球王国金武のフナヤ(富花港)に流れ着いた。その後、金武にある鍾乳洞を拠点とし布教活動を行い、観音寺を創建したと伝えられる。その鍾乳洞は日秀洞(にっしゅうどう)と呼ばれている。1934年(昭和9年)に火災により焼失した後、1942年(昭和17年)に再建されたものが現存する建造物である。
その他
1984年(昭和59年)6月1日、本堂が金武町の文化財に指定。
1991年(平成3年)12月24日、境内のフクギが金武町の文化財に指定。
所在地 沖縄県国頭郡金武町字金武222番地
位置 北緯26度27分19.15秒 東経127度55分17.22秒
山号 金峯山
宗旨 高野山真言宗
本尊 聖観音
開基 日秀
正式名 金峯山金武観音寺
文化財 本堂、金武観音寺のフクギ(金武町指定文化財)
2024年07月22日
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