最明寺(さいみょうじ)は、徳島県美馬市脇町大字猪尻にある真言宗大覚寺派の寺院。本尊は聖観音菩薩。阿波西国三十三観音霊場第33番および四国三十六不動霊場第3番の札所になっており、多くの参拝者が集う。
御詠歌:もろびとの 心におわす み仏の誓願(ちかい)たのもし 萩満つる寺
概要
「萩寺」とも地元では呼ばれ、萩の花が境内のいたるところで9月中旬頃になると咲き乱れる。
開山を行基として天平年間(729年 - 748年)に創建され、現在地より北東200mの日野谷源流東側に位置し西光寺と号した。その後、江戸時代前期に現在地に移転し、西明寺と改号する。現在の寺名は、鎌倉時代に最明寺入道北条時頼が滞留したという伝説が西明寺縁起に残されていることに由来する。
文化財
重要文化財
木造毘沙門天立像 - 檜の一木造、古色、151.6cm、毘藍婆・尼藍婆の二鬼を従える兜跋毘沙門天の姿、平安時代後期作、明治44.8.9指定
徳島県指定文化財
木造阿弥陀如来坐像:定印結跏趺坐、桧の寄せ木造り、像高80cm、11世紀後半頃作、昭和52.1.21指定
地蔵来迎図:縦81.6cm、横35.3cm、鎌倉時代作、昭和50.2.12指定
交通アクセス
徳島線 穴吹駅からバスで「専売所下」下車 徒歩20分
新しい本堂と庫裡
所在地 徳島県美馬市脇町猪尻字西上野44
位置 北緯34度4分16.7秒 東経134度9分18.3秒
山号 弥天山(みてんざん)
院号 常光院(じょうこういん)
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 聖観音菩薩
創建年 天平年間(729年 - 748年)
開基 行基
正式名 弥天山常光院最明寺
札所等 阿波西国三十三観音霊場第33番
四国三十六不動霊場第3番
文化財 木造毘沙門天立像(国の重要文化財)
2024年06月27日
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