熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市新宮にある神社。熊野三山の一つ。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする。かつては式内社(大)であり、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
境内地は国の史跡「熊野三山」の一部。2002年(平成14年)12月19日、熊野三山が史跡「熊野参詣道」から分離・名称変更された際に、御船島を含む熊野速玉大社境内が追加指定された。2004年(平成16年)7月に登録されたユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産・大峯奥駈道の一部。
熊野速玉大社
祭神
上四社
第一殿 結宮 熊野夫須美大神(熊野結大神) 千手観音
第二殿 速玉宮 熊野速玉大神 薬師如来
第三殿 証誠殿 家津美御子大神・国常立尊 阿弥陀如来
第四殿 若宮 天照大神 十一面観音
神倉宮
高倉下命 (本地仏なし)
中四社
第五殿 禅児宮 天忍穂耳尊 地蔵菩薩
第六殿 聖宮 瓊々杵尊 龍樹菩薩
第七殿 児宮 彦火火出見尊 如意輪観音
第八殿 子守宮 鵜葺草葺不合命 聖観音
下四社
第九殿一万宮 国狭槌尊 文殊菩薩 十万宮 豊斟渟尊 普賢菩薩
第十殿 勧請宮 泥土煮尊 釈迦如来
第十一殿 飛行宮 大戸道尊 不動明王
第十二殿 米持宮 面足尊 多聞天
入口鳥居
拝殿
文化財
国宝
古神宝類
木造熊野速玉大神坐像・木造夫須美大神坐像・木造家津御子大神坐像・木造国常立命坐像 4躯(2005年〈平成17年〉6月9日指定)
重要文化財
木造伊邪那岐神坐像(1899年〈明治32年〉8月1日指定)
木造伊邪那美神坐像(1897年〈明治30年〉12月28日指定)
木造皇太神坐像(1899年〈明治32年〉8月1日指定)
髹漆金銅装神輿(きゅうしつこんどうそうしんよ)(1897年〈明治30年〉12月28日指定)
髹漆金銅装神幸用船(きゅうしつこんどうそうしんこうようふね)(1897年〈明治30年〉12月28日指定)
太刀 銘正恒(附・糸巻太刀拵)(1913年〈大正2年〉4月14日)
重要無形民俗文化財
新宮の速玉祭・御燈祭り(保護団体:熊野速玉大社祭事保存会)
国の史跡
熊野三山 - 熊野速玉大社境内(神倉神社境内地および千穂ヶ峯の一部含む)および御船島(速玉大社社地)は史跡「熊野三山」の一部である。
所在地 和歌山県新宮市新宮1
位置 北緯33度43分55.8秒 東経135度59分0.7秒
主祭神 熊野速玉大神
熊野夫須美大神
社格等 式内社(大)
旧官幣大社
別表神社
創建 伝・景行天皇58年
札所等 神仏霊場巡拝の道第1番(和歌山第1番)
例祭 10月15 - 16日(熊野速玉祭)
2022年10月26日
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