願成寺(がんじょうじ)は、福島県喜多方市にある浄土宗の寺院。山号は叶山。本尊は阿弥陀如来。会津大仏で知られる。
歴史
嘉禄3年(1227年)、浄土宗の開祖法然の高弟である隆寛律師が開基したと伝えられる。多念義派の本山となっている。
慶長16年(1611年)、慶長三陸地震による震災で現在の場所に移転された。この際、会津松平家がこの会津地域で唯一庇護した寺であったと伝わる。
文化財
重要文化財(国指定)
木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像(通称:会津大仏)
会津大仏御堂に安置される。鎌倉時代の作。寄木造り。中尊阿弥陀如来像の像高は2.41m。中尊は来迎印を示し、千仏舟形光背を負う。左脇侍(向かって右)は観音菩薩、右脇侍は勢至菩薩。両脇侍は大和座りで、この形式は、京都三千院の阿弥陀三尊像と同じであり、東北地方では珍しい。
所在地 福島県喜多方市上三宮町上三宮字籬山833番地
位置 北緯37度41分17秒 東経139度51分48秒
山号 叶山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 伝・1227年(嘉禄3年)
開基 伝・隆寛
正式名 叶山 三寳院 願成寺
文化財 木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像(国の重要文化財)
木造行道面、本堂、旧阿弥陀堂、山門(県文化財)
2024年03月01日
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