北九州市旧門司三井倶楽部(きたきゅうしゅうし きゅうもじみついくらぶ)は、福岡県北九州市門司区港町にある歴史的建造物。国の重要文化財に指定されている。
概要
山あいの門司区谷町より門司港レトロ地区[2]に移築された。
1921年(大正10年)に三井物産門司支店の社交クラブとして建築。接客用の洋風の本館と、それと接続する和風の付属屋・倉庫からなる。1949年(昭和24年)から国鉄の所有となり、「門鉄会館」として利用された。 1987年(昭和62年)国鉄清算事業団に移管、その後北九州市に無償譲渡。
1990年(平成2年)3月19日重要文化財指定(本館及び付属屋)。同年7月解体工事開始、1994年(平成6年)12月完成。2007年(平成19年)11月30日には、近代化産業遺産(北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産)に認定された。
本館は木造2階建で、アインシュタインが1922年(大正11年)に宿泊した2階の部屋が当時の状態で「アインシュタインメモリアルルーム」として展示されている。また、門司区小森江が出生地とされる林芙美子にちなみ、林芙美子資料室(2階)がある。1階にはレストラン「三井倶楽部」がある。
交通
JR九州 門司港駅から徒歩1分。
関門汽船 門司港桟橋から徒歩2分。
関門橋 門司港ICから車で約5分。
九州自動車道 門司ICより車で約8分。
北九州高速 春日ランプより車で約5分。
設計者 松田昌平
建築主 三井物産
事業主体 北九州市
管理運営 B&A門司港(指定管理者)
構造形式 木造
延床面積
※本館:901m2、付属屋:182m2、倉庫46m2
階数 本館:地上2階、付属屋:地上1階、倉庫:地上1階
竣工 1921年(大正10年)
改築 1994年(平成6年)12月
所在地 〒801-0852
福岡県北九州市門司区港町7番1号
座標 北緯33度56分44.9秒 東経130度57分45.0秒
文化財 1990年(平成2年)3月19日(本館及び付属屋)
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