田島神社(たしまじんじゃ)は、佐賀県唐津市呼子町(旧肥前国松浦郡呼子)の加部島にある神社。地域は魏志倭人伝の中で倭国本土の最初の地として登場する末盧国にあたる。大陸への最も安全な渡海ルートの要所であり、上代以来中央政府の重用を受けてきた。古代においては「田島坐神社(たじまにゐますかみのやしろ)」として記録されている。肥前国唯一の名神大社で、肥前国一之宮と見られた時代もあった。明治時代の改新による旧社格は国幣中社。現在は神社本庁の別表神社。社紋は「桜紋」。山上憶良が歌に詠んだ松浦佐用姫ゆかりの神社。
祭神
祭神は次の5柱。主祭神の3柱は宗像大社祭神の宗像三女神に同じ姫神。宇佐神宮や久留米周辺、天山、背振山にも祀られるなど、有史以前からの北部九州土着の神とされる。田島神社では「田島三神」と総称し、中でも田心姫尊を中尊としている。
主祭神
田心姫尊
市杵島姫尊
湍津姫尊
配祀神
大山祇神
稚武王尊 - 日本武尊の子、仲哀天皇の弟。
文化財
重要文化財(国指定)
太刀 銘 備中国住人吉次(工芸品) - 鎌倉時代の作。1920年(大正9年)4月15日指定。
佐賀県指定文化財
天然記念物
加部島暖地性植物群落 - 田島神社社林を含む加部島一帯で指定。1974年(昭和49年)2月25日指定。
所在地 佐賀県唐津市呼子町加部島3965
位置 北緯33度33分21.0秒 東経129度53分26.0秒
主祭神 田心姫尊
市杵島姫尊
湍津姫尊
社格等 式内社(名神大)
旧国幣中社
別表神社
2023年10月23日
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