大館八幡神社(おおだてはちまんじんじゃ)は、秋田県大館市にある八幡神社。本殿は正八幡宮と若宮八幡宮の2社あり、どちらも国の重要文化財に指定されている。
由緒
関ヶ原の戦いのあと、常陸国より佐竹氏が秋田に転封の際に、随伴した小場義成(佐竹西家)が慶長15年(1610年)に久保田藩 大館城の初代城代となり、入城の際に同時に佐竹氏の守護神である常陸国(現・常陸太田市)の若宮八幡宮の神霊を奉持し、大館城の守護神として城中に祀ったのが始まりである。
万治元年(1658年)に2代目城代小場義易は、神殿を城中から城の東(現在地)へ遷座させ、貞享4年(1687年)には4代目城代佐竹義武がさらに若宮八幡宮を造立し、八幡2社とした。この2社は造立以来大館城中の守護神および内町16町の総鎮守として崇敬をあつめる。社殿は左に建つのが正八幡宮(石清水八幡宮)で、右に建つのが若宮八幡宮(鶴岡八幡宮)である。
この社殿は戊辰戦争(大館城攻城戦)のおりの戦火からも免れて現存し、秋田県内では17世紀から現存する数少ない社殿であり、昭和43年(1968年)に秋田県の有形文化財に、平成2年(1990年)3月19日に国の重要文化財に指定されている。
なお、境内には狛犬とは別に1939年(昭和14年)建立の秋田犬の石像がある。
祭神
祭神
誉田別命
息長足姫命
境内神社
行者神社
アクセス
所在地:秋田県大館市八幡1(大館城跡の東、秋田県立大館鳳鳴高等学校隣り)
鉄道:JR東日本
奥羽本線・花輪線 大館駅から路線バスまたは循環バス「ハチ公号」
花輪線 東大館駅から徒歩
路線バス 秋北バス 大谷線、中谷地/大石渡線、小坂線、獅子ヶ森環状線、北陽中学校/繁沢/寺の沢線、陣馬/矢立ハイツ線・循環バス「ハチ公号」
鳳鳴高校前バス停下車、徒歩数分
リムジンバス
大館能代空港から54分、大館鳳鳴高校前バス停下車
所在地 秋田県大館市字八幡1
位置 北緯40度16分26.7秒 東経140度34分18.7秒
主祭神 誉田別命(応神天皇)・息長足姫命
創建 慶長15年(1610年)
本殿の様式 正八幡宮:一間社流造
若宮八幡宮一間社流造
例祭 7月15日
主な神事 節分祭
2023年03月16日
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