大笹原神社(おおささはらじんじゃ)は、滋賀県野洲市にある神社。 須佐之男命(すさのおのみこと)、櫛稲田姫命(くしなだひめ)ほか五神を祀る。
大笹原神社本殿(国宝)
概要
本殿は国宝に指定されている。 外陣の正面三間と側面一間は花狭間格子戸となっている。高欄は跳高欄。脇障子の若葉の浮彫は、欄間、蟇股とともに見事な彫刻となっている。装飾性に富む彫刻は華麗な東山文化の粋を極めている。
本殿の右には、寄倍(よるべ)の池と呼ばれる底なし沼があり、その昔水不足から御輿を二基沈めて祈願したところ、日照りが続いても枯れたことがないと云われる。 また、この地域は良質のもち米が穫れ、鏡餅発祥の由来から、鏡餅の元祖を祀った「鏡の宮」が境内に建てられている。
歴史
寛和2年(986年)、越知諸実が社領を寄進し、社殿を造営したと云われる。
応永21年(1414年)、岩倉城主馬淵定信が現在の社殿を再建した。
文化財
国・県・市の補助を受け、2019年(令和元年)9月に文化財を火災から守るため自動放水設備が設置された。
国宝
大笹原神社本殿 - 室町時代(1414年)建立。三間社入母屋造、向背一間、檜皮葺。
重要文化財
境内社篠原神社本殿 - 室町時代(1425年)建立。石凝姥命(いしこりどめ)を祀る。一間社隅木入り春日造、檜皮葺。
所在地・アクセス
住所
〒520-2313 滋賀県野洲市大篠原2375
交通
JR琵琶湖線(東海道本線)野洲駅から近江鉄道バスまたは野洲市コミュニティバス(篠原コース)で大篠原停留所下車、徒歩15分。
駐車場
普通車25台
見学
境内自由
2023年03月02日
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