2022年07月12日
ちょっと不思議な話2【車】
みなさんこんにちわ。
ナツノナカノです
書けるときに書いておかないと、またずいぶんと先になってしまうので
例のちょっと不思議なシリーズの話を書いておきますね
前回、3年くらい前の「ヤドカリ」の話をしましたね、これからするお話は今から2年位前の話です。
【車】
私はけっこう耳がよい、わりと小さな物音も聞こえる、と自分で思っていたのです。
隣の家の携帯が鳴る音や、家族が気づかない小さな物音まで私だけ気づく事が多かったからです。
それで、もしかしたらこのままどんどん耳が聞こえるようになって、いつか「バイオニック・ジェミー」みたいに、ものすごく遠くの音や声が聞こえるようになっちゃうんじゃないかと思っていたのです。ジェミー、かっこよかったですよね。
(注:これ、たかだか2年くらい前の話なんですけどwなんせ厨二病をこじらせてるもんでwいまだにすぐこういう事を思い込みます)
(注:バイオニック・ジェミー 1970年代に流行ったアメリカのドラマ)
ある時、車を運転していて信号待ちで車を停車させた時のことです。
突然、知らない中年女性二人が楽しげに話している声が、私のすぐ左側の後方から聞こえたのです。
え?
車には私しか乗っていないのです。
もちろん振り返っても誰もいないので、私の車の左隣の車線を見ると、そこに同じ信号待ちで停車している車があり、女性二人がそれぞれ運転席と助手席に乗っているのが見えました。白昼です。
彼女たちは楽しそうに談笑していて、あ、あの人たちの声か…とすぐ納得したんです。
車の窓ガラスは私の車も女性たちの車もしっかりと閉まっていました。普通に考えたら彼女たちの声が聞こえる訳はないのですが、自分はすごく耳がいいと思い込んでいる私は、
「あ〜〜〜ついに隣の車の声まで聞こえるようになったか〜〜。まいったね〜〜」となぜか納得したんですよ。自力バイオニック化が進んだかと。そのうち、1キロ先の声まで聞こえちゃうんじゃない?みたいな。ついに超能力者か〜〜みたいな(笑)
そうして、その日からしばらくして、今度は夜、家の近くの農道で車を走らせてたんですよ。
街頭も少なく、かなり暗い通りです。車と車がすれ違うには、少しお互いにスピードを落とさないといけないくらいの広さの道です。とはいえ、夜で私の車しか走っていないので、それなりのスピードで走行していたと思います。
そこでまた、聞こえたのです。
中年女性二人が楽しげに談笑する声が。
私の左後ろ。後部座席よりもちょっと私に近い位置で。
もちろん、今回も私一人しか車には乗っていないし、そして走っている車は私しかいないのです。
隣の車の話し声が聞こえる環境にはないのです。
それほど怖いという気はしませんでした。
むしろ「なんだ…おばけか」と思ったのです。
バイオニック化、超人化が進んだんじゃなくて、おばけだったか〜〜となんだかひどく納得したんですよ。
それほど怖くなかったのは、女性二人がなぜか楽しそうに話している声だったからだと思います。最初のときもその時も、なんて話しているかまでは全くわからなかったんですけどね。
この話はこれで終わりです。怖い話というよりも、ちょっと不思議だな〜と思った話です。
そしてこの話はつぎにつながっていくのです。
それはまた次回に…。
ナツノナカノです
書けるときに書いておかないと、またずいぶんと先になってしまうので
例のちょっと不思議なシリーズの話を書いておきますね
前回、3年くらい前の「ヤドカリ」の話をしましたね、これからするお話は今から2年位前の話です。
【車】
私はけっこう耳がよい、わりと小さな物音も聞こえる、と自分で思っていたのです。
隣の家の携帯が鳴る音や、家族が気づかない小さな物音まで私だけ気づく事が多かったからです。
それで、もしかしたらこのままどんどん耳が聞こえるようになって、いつか「バイオニック・ジェミー」みたいに、ものすごく遠くの音や声が聞こえるようになっちゃうんじゃないかと思っていたのです。ジェミー、かっこよかったですよね。
(注:これ、たかだか2年くらい前の話なんですけどwなんせ厨二病をこじらせてるもんでwいまだにすぐこういう事を思い込みます)
(注:バイオニック・ジェミー 1970年代に流行ったアメリカのドラマ)
ある時、車を運転していて信号待ちで車を停車させた時のことです。
突然、知らない中年女性二人が楽しげに話している声が、私のすぐ左側の後方から聞こえたのです。
え?
車には私しか乗っていないのです。
もちろん振り返っても誰もいないので、私の車の左隣の車線を見ると、そこに同じ信号待ちで停車している車があり、女性二人がそれぞれ運転席と助手席に乗っているのが見えました。白昼です。
彼女たちは楽しそうに談笑していて、あ、あの人たちの声か…とすぐ納得したんです。
車の窓ガラスは私の車も女性たちの車もしっかりと閉まっていました。普通に考えたら彼女たちの声が聞こえる訳はないのですが、自分はすごく耳がいいと思い込んでいる私は、
「あ〜〜〜ついに隣の車の声まで聞こえるようになったか〜〜。まいったね〜〜」となぜか納得したんですよ。自力バイオニック化が進んだかと。そのうち、1キロ先の声まで聞こえちゃうんじゃない?みたいな。ついに超能力者か〜〜みたいな(笑)
そうして、その日からしばらくして、今度は夜、家の近くの農道で車を走らせてたんですよ。
街頭も少なく、かなり暗い通りです。車と車がすれ違うには、少しお互いにスピードを落とさないといけないくらいの広さの道です。とはいえ、夜で私の車しか走っていないので、それなりのスピードで走行していたと思います。
そこでまた、聞こえたのです。
中年女性二人が楽しげに談笑する声が。
私の左後ろ。後部座席よりもちょっと私に近い位置で。
もちろん、今回も私一人しか車には乗っていないし、そして走っている車は私しかいないのです。
隣の車の話し声が聞こえる環境にはないのです。
それほど怖いという気はしませんでした。
むしろ「なんだ…おばけか」と思ったのです。
バイオニック化、超人化が進んだんじゃなくて、おばけだったか〜〜となんだかひどく納得したんですよ。
それほど怖くなかったのは、女性二人がなぜか楽しそうに話している声だったからだと思います。最初のときもその時も、なんて話しているかまでは全くわからなかったんですけどね。
この話はこれで終わりです。怖い話というよりも、ちょっと不思議だな〜と思った話です。
そしてこの話はつぎにつながっていくのです。
それはまた次回に…。
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