ナツノナカノの漫画漬け

みなさん、こんにちは。
ナツノナカノです

遅ればせながら「舞台パタリロ！　霧のロンドンエアポート」の感想などを。




当時。観劇直後に書いたメモがスマホにかろうじて残っておりました。
（私のPCは舞台観劇直後に壊れて、あらゆるデータを失うっつー事件があり、当時のメモは私にとっても貴重な資料となっております）

以下資料
『舞台「パタリロ！」〜霧のロンドンエアポート〜のお話。

1月28日（木）13時開演の回。
場所は天王洲 銀河劇場です。

何せ緊急事態宣言下です。
もー厳戒態勢ですよ。
天王洲全体が暗かったですね〜。

「え？やってます？」と思わず聞きたくなるくらい。

チケットのもぎりもセルフで。
消毒して、フェイスシールドをもらって、席につきましたが
私の両隣3席ずつ空いてました。

そして幕があがるわけです。』

ここで私のメモは途切れているです…すんません。

も〜〜。

　　　　　　


いや、ほんと正直、今の厳戒態勢と当時のそれってけっこう違うんですよ。
緊急事態宣言が出たばかりでそれに慣れていない。
天王洲アイル周辺はけっこう飲みに立ち寄ったりする場所だったんですが、以前のあの感じとは全然違う。
駅周辺から灯り暗く、まるで廃墟のようなといったら言い過ぎかもしれませんが。とにかく、天王洲アイルは全体的に暗かったです。
今もそうなのでしょうか。。。


過去の「パタリロ！」の舞台と違って、お祝いのお花のひとつもない。薄暗いホールの中を劇場の入り口のほのかな灯りを見てチケットを手にふらっと引き寄せられていくわけです。
そして入口でほぼほぼ黙ってチケットを自分でもぎり、天王洲のあのホールの階段をあがって劇場の入口に立つんですが

かつて、グッズがたくさん売られ、飲み物がある売店のあるきらびやかなロビーは
ひっそりとなりを潜め、薄暗い中皆がみな、ぼそぼそと聞こえない声でしゃべっている。
そして係員の男性からフェイスシールドを渡されるわけです。

なんつーか。本当の本当のアングラな劇場に来てしまったかのような印象。

そうして、席に座り。

しばらくして温かい灯りの中で舞台の幕があがるわけです。






舞台自体の出来栄えは。
すんません、一言で言うなら「若い！！」です
いやいや。ばかにしているわけではございませんです。

今回、殿下以外のキャストが一新したんです。うんうん。
明らかに演者の平均年齢が下がりました。

それも特に“玉ねぎ部隊”が若い！！
観ているこっちが背徳感にさいなまれるような

今回、DVDを見返してやっぱり思いましたね。
DVDは私が観た日とは別日でしたがDVDはさらに緊張感、固さがすごい！ｗｗ

うんうん、いいじゃないいいじゃない。それも。
前作と比べるのはちょっと違うと思うので、言いません。

マライヒは、今回のティザービジュアルを初めて観たときと同じ印象ですね。
「美しさは罪」
これですよ。
ま〜〜〜〜〜〜美しい。
美しいのが罪になるんだね！ほんとだね！って初めて思いましたよ。
本物もま〜溜息が出るほど美しい。可愛らしい。
バンコランはやはり素敵。
声もいい…声も！！
背が高いのね〜〜なんて思いつつ。

今回、私はデミアンに釘付けでしたね。

彼は演技も上手いんですが、特に
“高笑い”がとってもいい

何回か、そういうシーンがあるんですが。
彼の高笑い
「わ〜〜〜〜〜はっはっは」的な、オーソドックスなのに。

かなり心の底から“高笑い。う〜〜ん、DVDよりも現地で聞いた時の方が良かったな、なんて思いつつ。

私の高笑いランキングで今も５位以内にはいらっしゃいます。（実写では唯一です）
ちなみに1位は「黒執事」の時の福山 潤さん演じるグレルですかね。あれはすごかった（笑）

全体を観ると、とにかく座長の加藤諒くんが頑張っている。
最初から最後まで。
みんなも硬いけど、とにかく頑張っている。
だから加藤くんまでちょっと硬い。

でもそれが、悪いわけではないんですよね。
そのいい緊張感が舞台を引き締めている。

みんなでひとつのものを改めて作り上げようとしていることが
すごく伝わりましたよ
次もその次も、もっと成長した姿を期待しています。
演者さんもそうですが、今回はとかく制作陣の
「幕をあげなくてはならない」的な。
その熱意がすごかった。

コロナじゃないときに観に行きたいです。

温かみのあふれる照明が照らす、花いっぱいのロビーやら、
たくさんの劇場スタッフ、幕間ではお酒をたしなみたいし、
グッズの長蛇の列に並びたい。

それが当たり前だったのにな。

でも大丈夫。

色んなことがあった人生だったけど、
いつも隣にパタリロ！がありましたから。


パタリロ！は永遠なのですよ