2015年02月16日
patronise
Hi everyone!
「ネイティブの使うイギリス英語」発行者のHanaです。
先週末から息子が学校のスキー旅行でオーストリアに行っています。
リラックス〜。
今日の単語は、イギリス人がとーってもよく使う単語、Patronise です。
これ、英和辞典で意味を調べると、
「1.〈…を〉保護する,後援する,奨励する. 2.〈店などを〉ひいきにする. 3.〈人に〉恩着せがましくする.」
と書いてあるんですが、なんかニュアンスが伝わらないなあ〜 と前々から思っておりました。
1,2の意味は日本でも「パトロンになる」等、一般に使われるので分かりやすいと思います。
でも今日ご紹介したい使い方は 3 の意味。。。が最も近いのですが、単に「恩着せがましくする」という意味よりも、この単語にはイギリス人のとっても屈折した感情が含まれているような気がします。(^_^;)
英英辞典を調べると、
’to treat somebody in a way that seems friendly, but which shows that you think that they are not very intelligent, experienced, etc.’
’ Treat with an apparent kindness which betrays a feeling of superiority:’
などと説明されています。うん、こっちの方が断然ピッタリきます。
つまり、人に優しくしているんだけど、その裏にSuperiority = 自分が優位に立っている、相手を見下しているという気持ちが見え隠れする、という事を表す動詞なんですね〜。
「人に優しくする」「見下す」という一見、相反するような行動を、同時に表しているのがミソなんです。
でもイギリス人、この単語を本当によく使いますよ。
屈折してるでしょう〜。笑
ちなみに、英和辞典では3番目に説明されている意味(ちょっとニュアンスは違うにしても)ですが、英英辞典では1番初めに説明されている使い方です。それだけ、この使い方が一般的という事ですね。
例文:
'We should not patronise them by telling them what they already know.'
'I was only trying to explain; I didn't want to sound patronizing.'
そういえば先日ラジオを聴いていたら、ご高齢のリスナーの女性からの、こんな投書を紹介していました。
「街で、知らない人から ’Are you alright, darling?' 等と言われるのはとてもPatronisingに感じるわ。
私はあなたのダーリンじゃないし、年をとっても頭はしっかりしているのに子供の様に扱われるのは不本意だ。」
というような内容でした。
言った人は、親切のつもりだったのだろうけど、言われた側はバカにされているように感じたのですね。
日本でも「おばあちゃん、大丈夫〜?」みたいに年下の他人から言われるのは年寄り扱いというより子ども扱いされているみたいで気分が悪い、私はあなたのおばあちゃんじゃないわよ!と思われる方もいるかもしれませんね。
Patronise のニュアンス、分かっていただけたでしょうか?
それでは今日はここまでです。
See you!
「ネイティブの使うイギリス英語」発行者のHanaです。
先週末から息子が学校のスキー旅行でオーストリアに行っています。
リラックス〜。
今日の単語は、イギリス人がとーってもよく使う単語、Patronise です。
これ、英和辞典で意味を調べると、
「1.〈…を〉保護する,後援する,奨励する. 2.〈店などを〉ひいきにする. 3.〈人に〉恩着せがましくする.」
と書いてあるんですが、なんかニュアンスが伝わらないなあ〜 と前々から思っておりました。
1,2の意味は日本でも「パトロンになる」等、一般に使われるので分かりやすいと思います。
でも今日ご紹介したい使い方は 3 の意味。。。が最も近いのですが、単に「恩着せがましくする」という意味よりも、この単語にはイギリス人のとっても屈折した感情が含まれているような気がします。(^_^;)
英英辞典を調べると、
’to treat somebody in a way that seems friendly, but which shows that you think that they are not very intelligent, experienced, etc.’
’ Treat with an apparent kindness which betrays a feeling of superiority:’
などと説明されています。うん、こっちの方が断然ピッタリきます。
つまり、人に優しくしているんだけど、その裏にSuperiority = 自分が優位に立っている、相手を見下しているという気持ちが見え隠れする、という事を表す動詞なんですね〜。
「人に優しくする」「見下す」という一見、相反するような行動を、同時に表しているのがミソなんです。
でもイギリス人、この単語を本当によく使いますよ。
屈折してるでしょう〜。笑
ちなみに、英和辞典では3番目に説明されている意味(ちょっとニュアンスは違うにしても)ですが、英英辞典では1番初めに説明されている使い方です。それだけ、この使い方が一般的という事ですね。
例文:
'We should not patronise them by telling them what they already know.'
'I was only trying to explain; I didn't want to sound patronizing.'
そういえば先日ラジオを聴いていたら、ご高齢のリスナーの女性からの、こんな投書を紹介していました。
「街で、知らない人から ’Are you alright, darling?' 等と言われるのはとてもPatronisingに感じるわ。
私はあなたのダーリンじゃないし、年をとっても頭はしっかりしているのに子供の様に扱われるのは不本意だ。」
というような内容でした。
言った人は、親切のつもりだったのだろうけど、言われた側はバカにされているように感じたのですね。
日本でも「おばあちゃん、大丈夫〜?」みたいに年下の他人から言われるのは年寄り扱いというより子ども扱いされているみたいで気分が悪い、私はあなたのおばあちゃんじゃないわよ!と思われる方もいるかもしれませんね。
Patronise のニュアンス、分かっていただけたでしょうか?
それでは今日はここまでです。
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