2020年02月17日
言わせてください。「靴が痛いのは当たり前ではありません」
後輩と話していて、「一日ヒールが辛い」「痛くなる」
「そうだよね」と頷いてから、血が出ると聞いて思わず、「それは違う!」と思ってしまった。
力説しすぎないように、合う靴を探してほしいと伝えたけど、伝わっているだろうか…
私も、大学時代、本当に指先が血まみれだった。
本当に、リアルに、流血。人差し指と中指の表面がすれてぼっこりなって、きつく絆創膏で巻いても血がしみだしている。
高校でたばっかりで、ペタッとローファーから、ピンヒール・デビューをして、歩くのが嫌いになった。
痛いのは慣れないからだと思い込んでいて、合う靴を探そうともしていなかった。
就職して、就活ルックのパンプスの代わりを探していて、たまたま靴の探し方の情報が検索ヒットして、それをヒントにやっとその状態から脱した。
今はそんな苦労しなくてもそういう本が出てるので、一日パンプスで出血があるなら、本当に、靴を見直してほしい。自分のために。
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以下、ちょっとわーっと当時の思いが甦ってきてしまったので、今日は書きなぐり(打ち込み殴り?)
■靴業界は、これだけは啓蒙してほしい
小さい頃から靴の履き方選び方を教えてくれる環境がない。
靴にはサイズと、ワイズがあること。
これを知らないと、そもそも靴を合わせようがない。
”ワイズが大きすぎる、サイズの一つ小さいヒールは流血しやすい”
上は私が思ってることだけど、この意味が分かる方がどれだけいるのか。少なくとも同じ業界の女性と喋って、一発で通じたのは一人だけ。
その方はワイズAの靴を愛用されていた。
↑解説しておくと、
■ワイズとは足の指の付け根のあたりをぐるっと回った足の幅の事。
A,B,C,D,Eの順で大きくなっていく。
大型スーパーやチェーンストアではDとかE, さらに大きなEE,EEEをよく見かける(最近全く寄り付かないので、数年前の話)
リクルート用の黒いパンプスは確かEEEだったはず。
日本人の平均は、Dという話を聞いたことがある。
百貨店に行くと、Cからサイズがある。
AやBは足の細い方用のパンプスとして、海外のブランドや、専用ブランドを探す必要がある。
私の先ほどの話が一発で分かった方は足が細くて、やはりご自分で色々探して、靴を決めていた。
■ワイズが大きすぎると、足が靴の中で前にずれる
パンプスは、足の指の周りのラインでぴたっと止めて履くもの。
そこがずれると、足の指が前にずれて足の指の床側でなく、上側の表面に全体重がかかる。人間の進化として無理のありすぎる荷重で流血は当然。しかも、踵がゆるっとなって脱げる。歩きにくい。
でも、ワイズが大きめの靴は、履いた瞬間は足の長さより短い靴がまるでぴったりのように感じる。
靴の選び方を知らないと、何が悪いか永久にわからない。
■歩かなくなることは、人生の損失
歩くのが嫌いになる、機動性がおちるというのは、オフィスワークであるコンサルタントの仕事においてもプラスにはならない。痛みで人より先に体力を消耗したり、集中が切れたりとか本当に勿体ないと思う。
また、人生100年時代。寝たきりのリスクは歩けなくなることから。
歩かない習慣をつけるのは、健康の損失。
サイズ・ワイズの組み合わせによっては、靴の一足が結構高くて、なかなか手をつけない人がいる。
ちょっとした足型の違いで、サイズ・ワイズが同じでも違いが出るので、一番歩きやすい靴を見つけるため、多少の試行錯誤をしてほしいと思う。
本を読んだところで、一発で合うサイズ・形が見つかるとは限らない。
実際、ワイズを知って自分でサイズも測って、何足も試し履きして私が買った靴の一足目は、実はサイズが合ってなかった。数万円のものだけど、ほとんど履けずに処分した。
その後も足先の形が微妙に合わなくて、一番フィットする足型を見つけるのにさらに数万円ぐらいは靴に使った。
当時は処分するしかなかったけど、今はメルカリもあるから傷も浅い。なんなら、同じように失敗した方が、欲しいブランド・サイズ・ワイズを出品してることすらある。
靴は服より、自分のサイズが変わってしまうことによる買いなおしリスクも低いので、自分に合うサイズ・ワイズを知るのは本当におすすめ。
靴はつい後回しになりがちだし、アドバイスもらえることも少ないので書いてみた。
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