2015年11月26日
近江八幡へ(8)「八幡山の見晴らし」
b.来し方(こしかた=今までの道のり)がよう分かりますね、
a.左はしのとんがりコーンが比叡山(ひえいざん)か、ホンマびわ湖エリアはどう走っても楽しい、
b.美人の近江富士もくっきり、
a.今日はいろんな場面でお世話になったなあ、
b.次回の旅は、あの山の向こう側から、こっちへ向かって走って来る予定、
a.うむ、右隣の安土駅から出発して、あの山の向こう側、びわ湖すれすれを反時計回りに走って、今回と同じ近江八幡駅まで、
b.12年前なら時効ということで、たまたま出くわしたプライベートな場面を、
a.公開をためらったけど、あまりに雰囲気が良いのであえて・・・
b.杖を持ってるから、もしかすると歩いて登ったのかも、
a.オレらも後日歩いて登ろうとした、
b.この見晴らしを求めて、山麓の南西、青根天満宮から登ろうとしたけど、道を見失ってあえなくリタイア、
a.日牟禮(ひむれ)八幡宮からロープウェイにそって真っ直ぐ登ればよかった、
b.ここには城があったんすね、石垣が残ってる、
a.18才で城の主人(あるじ)、早すぎるな、平均寿命を考えても、
b.ハイスクールお殿様でございます、
a.そういえば、むかし「おさな妻」ってドラマがあったなあ、あれも早過ぎた高校生の人妻、
b.ひと回りされましたし、ひとまずはロープウェイでふもとへもどられては、
a.うむ、想像以上に素晴らしい見晴らし、よは満足じゃ、褒美(ほうび)を取らすぞ、チキンラーメン1年分、
b.下りのロープウェイは上りほど忙しくないけど、それでもカメラでなんか気ぜわしい、
a.左下にさっきの図書館も、
b.こう見るとハッキリしますね、城下町の境目が、
a.このあたりは田園と城下町の甘辛味で走り始めたら止まらなくなるんや、
b.さてさて、それじゃ駅へ向かいますか、
a.ああ、なんか帰りたくないなあ、
b.これが八幡堀(はちまんぼり)、70年代にはゴミだらけで駐車場に埋め立てする案もあったとか、
a.長い水路やけど、ここがいちばん有名、雑誌の表紙や番組の冒頭に良く登場する、
b.そういえば、時代劇のロケにも使われるとか、
a.午後4時半、とうとうゴールの近江八幡駅へ着いてもうた、どうしてくれるんや、
b.また次回もこのあたりを旅するから案ずる(=心配する)ことはありませぬ、それよりもネコの愛娘(まなむすめ)が嵐山で殿の帰りを待ちわびております、
a.おお、そうであったのう、長居は無用じゃ、これにて退散するぞ、