a.しかし、この日(2003年 9/28)は近江八幡の絶対的名所、八幡堀(ハチマンボリ)を歩いてない、なんでや、
b.さあ、自分に聞かれても・・・八幡堀ってそんなに良いとこなんすか、
a.この水路のほとりを散策したいから近江八幡へ行くほどや、水路の両側にヒト1人やっと歩けるほどの細道が続いてる、
b.でも、代わりと言っちゃなんですけど、市立図書館にたたずむ謎のブロンズ像でも、
a.謎のブロンズ像か、たしかに、謎めいてるな・・・「みずうみの詩(ウタ)」って割にぜんぜんそのイメージが湧いてこない、姉妹のような女性像もまったく意味不明、
b.この像については、きっと賛否両論あるんでしょうね、
a.図書館の側面はいいなあ、屋根の傾斜角が八幡山の平均勾配と一致するよう設計されてるとは、
b.そうなんすか、
a.どうなんすか、
b.何十回と訪れて自分の町化した近江八幡ですが、日牟禮(ひむれ)八幡宮の散策は、これを入れてわずかに2〜3回、この町の核心的部分ですが、これはいったい、
a.あまりに格式がありすぎてなあ、どうも気(け)押されて入りづらいんや、
b.こんな木彫りの獅子に睨(にら)まれると、ちょっと気が引けますね、よほど切実な願い事があるならともかく、
a.しかし、木目まで完ペキやな、そうとう高いぞコレ、
b.この舞台で神楽(かぐら)を舞うのでせうか、
a.そのようじゃのう、
b.ぞうきんがけを日々絶やさんのでせうか、
a.おそらくそうじゃろう、
b.観光客もふくめ、人々の参詣(さんけい)が絶えません、
a.モノクロにするとこの神社のパワーがより鮮明に伝わる、
b.人々もやってこない奥のすみっこはこんなになっとります、
a.そういえば江戸時代に財をなした近江商人が奉納した灯籠も少なからずあるわけや、
b.コレなんかそれ風ですけど、
a.駆け出しの若い神主さんが掃除のとき、このコケを全部はがして怒られるんや、
b.そうなんすか、
a.「それは禅宗のお寺の作法や」とか言われて、
b.日牟禮八幡宮を訪れた勢いで、お隣のロープウェイにも飛び乗っちゃいましょう、
a.文明の利器はスゴいのう、なんの労苦もなく、12年前当時、往復650円で近江八幡の町並みがパノラマで楽しめるとは、
b.あっというまに、八幡山の頂上付近、
a.貴重なパノラマなんでカメラが忙しくていかん、もうちょっとゆっくり登って欲しい、
b.ところで、いちばん奥の山並みは鈴鹿山脈ですか、
a.うむ、あれを越えたら三重県、そして伊勢湾から太平洋も望めるはず、
b.鈴鹿山脈もいいすね、山奥も山裾(やますそ)も、
a.ほんま近江(滋賀県)はどこを走っても楽しいな、歴史あり自然ありの自転車天国!!