やっぱり最後はウラルか、
自転車の免許しか持たない初老のおいちゃんが、きょうもYouTube バイク動画ですか、
バイク動画もひと通り観てまわると、だんだん人気の車種も分かってきて、同じようなインプレの繰り返しでええかげん飽きてくるけど、さすがにサイドカー付きバイクともなると、動画も少ないしいちいち新鮮や、
それがウラルなんすか、
もともとは軍用車両やけど、世界中に散らばるごく少数のけど熱烈なファンの人気に支えられ、国内でも入手できるそうや、
無人のサイドカーにこれでもかとおもりを乗せたり、サイドカーを『舟(ふね)』と呼んでみたり、この時点でもうついて行けない匂いがプンプンしてますけど、いったいいくらかかりますの、
新車価格が200万円後半で、これに諸経費やオプションパーツを加えたらあっというまに300万円越え、
バイク大好き映画監督ソエジマックス氏も憧れの1台みたいで、レンタル試乗中もメチャはしゃいでおられますが、
アクセルで船側(この場合は右)に振られ、ブレーキでその逆(左)に振られ、ハンドル操作のむずかしさまで魅力に感じるみたいで、
話題の部分から再生されます。
これ観てるとバイクの奥深さというか、ありふれた快適性や実用性は魅力のごく一部なのがよう分かりますね、
そんなオイラもわざわざ30万円も出して、ペンタックスのモノクロ専用一眼レフ機を買う直前まで来てるし・・・まったく同じモデルでもふつうのカラーセンサーなら10万円も安く購入できるのに、
ここ数日は、ペンタックスの手持ちの一眼レフでモノクロ写真ばかり写してますけど、
モノクロだけになると気分が集中して心も静かになるような、
カラーでは決して得られない世界観があるとか、
カラーモードのひとつにモノクロを置くような発想では、最初からモノクロの奥深さにはたどり着けないような、
モノクロの魅力にたどり着くためには、カラー写真からお別れするくらいの覚悟が必要だと、
極端に言えば、カラーがノイズのような感じ、
思い起こせば、デジタルカメラの価格も性能もやっと安定してきた2014年、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)からデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)に本格的乗り換えを検討した結果、たまたま選んだメーカーがペンタックス・・・そこから9年後の2023年に発表されたのが、国内初いや1日違いで世界初となるモノクロ専用センサーを採用したデジタルカメラ『PENTAX K-3mark3 Monochrome』という流れになりますが、
ここ10年でペンタックスAPS-C機用のカメラボディやレンズもじょじょに増えてきて、昨年からその路線上にモノクロ専用機もぽつんと置かれた以上、「このあとはモノクロの奥深い世界へどうぞ」と言われてるようなもんで、これ以上スムーズな本格モノクロ撮影への道筋も無いわけで、
ペンタックス以外のモノクロ専用デジタルカメラといえば、わずか1日遅れの2023年4月14日にライカが発表した『LEICA M11 Monochrom』しかありませんし、ライカになるとすべてがケタ違いに高価ですし、
庶民にしてみれば、30万円のカメラボディだけでもじゅうぶんに高価やけど、それでもライカのモノクロ専用カメラボディが、納期三ヶ月待ちで最安値148万3,900円ってことを思うと、30万円でも破格値(はかくね=メチャ安い)というか、選択肢はこれしか無いというか、
というわけで、今年はペンタックスのデジイチユーザー10周年ということで、年内最後のブログはこれまで使ったレンズやカメラボディをザックリ振り返るという、
まず、ペンタックスにあっては安価で質の良い中古カメラ・中古レンズが数多く出回ってるのが助かる・・・新品価格も他社に比べるとずいぶんお値打ち感が高くて、これが第一印象、
ニコン・キヤノン・ソニーがフルサイズを主力としてるのにくらべて、ペンタックスは基本APS-Cに軸足(じくあし)をおいて開発が進んできたので、比較的安価で小型軽量化な製品が充実してるのも庶民にはありがたいすね・・・プラス『猫も杓子(しゃくし)もミラーレス』という日本的な悪(あ)しき横並びの風潮に乗らなかった点も、時間がたつにつれてこのブランドの価値を高めるように思いますし、
それにくわえて、最上位機種(フラッグシップモデル)と普及機(ふきゅうき=スタンダードモデル)の価格差や性能差がそれほど大きくないのもじつにありがたい、
2020年、格安中古で購入した、ふた昔まえのフラッグシップモデル K-5Us(ケイファイブ・ツーエス)・・・普及機でも2000万画素を越えるこの時代にもかかわらず1600万画素のカメラを好んで使い続けてる理由って・・・やはりフラッグシップ機の高い質感すか、
とにかく故障知らずで、使えば使うほど細部にわたるまでモノづくりの神経が行き届いていて、作りの良さが五官(さまざまな感覚器官)を通してじわじわカラダに染みこんでくるんで、気づけば2430万画素の中級機 KPとならんで手放せないカメラボディに、
画素数は気になりませんか、
基本パソコン画面で楽しむ分には1600万画素でもまったく問題無い、
ちなみにKPも地味ながらなかなか魅力ありますね・・・生産中止モデルですけど、中古市場ではかなり高額で取引されてるのも分かるような、
KPについてのくわしい情報だけでなく、リミテッドレンズのくわしい解説もされていて、参考になる情報がぎっしり詰まっています。
PENTAX KP オーナーズBOOK (Motor Magazine Mook) Kindle版
小型軽量なリミテッドレンズシリーズに合わせて設計されたボディなんで、フラッグシップ機よりひと回り小ぶりで、スタンダードモデルよりも質感は高く、夏ごろ接触不良で液晶画面が映らなくなったけど、今でも2万円台で修理対応してくれるのもありがたい、
ちなみに2014年、最初に購入したデジイチはK-50でしたが、
入門機でありながら初の防塵防滴(ぼうじんぼうてき)仕様で、Tシャツみたいな気軽さが気に入ってたけど、残念ながら数年前にシャッターが切れなくなって、修理対応期間も過ぎており、残念ながらお蔵入り(おくらいり)に、
さて、レンズのほうなんすけど、スターレンズが性能も価格も重量も大きさもダントツのプロ仕様なんで、とりあえずこれで一式そろえたら文句無いわけですが、
もちろんスターレンズをいきなりそろえる予算があるはずもなく、けど最初に購入を決めたこちらのズームレンズは、少し前までスターレンズあつかいだったんで、海外のきびしいレビューでも他メーカーをしのぐ高評価・・・このレンズでペンタックスユーザーになることを決めたほど、
話題の部分から再生されます。
けど最近は単焦点レンズばかり持ち出してるのは何でなんすか、
自転車とセットでカメラを持ち出すから小型軽量なほど助かるし・・・けど最大の理由はコンデジからデジイチに乗り換えて初めて気づいた単焦点レンズの魅力、
コンデジといえば、GRシリーズのような例外はさておき、欲しい画角をすべてカバーしてくれる実用性に優れたズームレンズが売りですけど、
その何倍もデカくて重いデジイチユーザーになって10年・・・皮肉なことに、そこでやっと小型軽量な単焦点レンズの魅力が分かってきた、
具体的にはどういうことすか、
撮影時に画角の選択で迷わないからスムーズに撮影に入れるし、ひとつの画角に集中するから静かな気持ちでいられる、
その流れで、単焦点レンズの王道、フルサイズ50o前後の標準レンズにもハマりだすと、
前世紀のフィルム時代にはどのカメラにも付いてきた軽量安価でちょっと使いづらいレンズ・・・この標準レンズにデジタル一眼レフでひさびさに再会してみると、その広すぎず狭過ぎない画角が使えば使うほど奥深い魅力があって、
標準レンズの画角をフルサイズで50o前後として、これはAPS-C機の35o前後なわけですが、ペンタックスからは同じ画角でふたつモデルが出てますね、
ビックリするほど安価で描写も素晴らしいプラスチックマウントのレンズ『smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL』と、等倍マクロもカバーする質感の高いリミテッドレンズ『HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited』、
ちなみに等倍マクロってどういう意味すか、
被写体(ひしゃたい=撮影対象)と同じサイズで画像が受光センサーに写し込めたら等倍マクロ・・・その半分サイズならハーフマクロ、四分の一ならクォーターマクロ、
当然ですが、より高価なリミテッドレンズのほうが写りも良いわけですが、
いや、それが意外なことに軽量安価なプラスチックマウントの標準レンズがビックリするほど出来が良くて、実質的な差は等倍マクロ機能や逆光性能くらい、
ちなみに、マクロ標準レンズとプラマウント標準レンズを比べてみると、最大撮影倍率は1倍に対して0.17倍、最短撮影距離は13.9pに対して30p、重さは214グラムに対して124グラム、価格は45,810円に対して17,710円(PENTAXネットストア会員価格参考)、
より節約したい場合は、プラマウント標準レンズを中古購入となるけど、のちのち等倍マクロレンズは自然と欲しくなるわけで、
このあたりの選択は悩ましいとこすね、
自分の場合は、同じプラマウントでやはり写りの素晴らしい中望遠レンズの50oとの格安セット販売につられて楽天市場で新品を2本同時購入・・・そののち等倍マクロもできるリミテッドレンズの35oを中古で追加購入という流れになったけど、これはこれでとても良かった、
どのレンズもよく使ってますしね、
マクロ機能や金属マウントを諦めることで、100グラムも軽くなって、じっさいこのレンズを持ち出す日は心まで軽快になるし、写りだけに重点を置いてそれ以外は価格も質感も最低限に抑えたレンズには質素な気品すらただよっていて、結果マクロもできる標準レンズと同じくらい出番もあって、これはやはり兄弟関係の50o(smc PENTAX-DA 50mmF1.8)とならんでペンタックスが誇れる名作レンズのひとつに入れて間違いないと思う、
まずは手始めにこの1本だけ購入して予算を浮かし、そのぶんより高価で質感の高いフラッグシップのカメラボディを購入するやり方も大いにありかと・・・
価格:17483円 |
ちなみに、ペンタックスのレンズといえば、フィルムカメラ時代からKマウントをつらぬき通しているので、オールドレンズの選択肢がじつに多いのも特長ですが、
モノクロで使う場合は問題無いけど、カラーで使う場合はその発色に違和感を感じることがちょくちょくあって、その意外性を楽しめるかどうかで評価も分かれるような・・・自分のばあいはマニュアルフォーカス時代の重厚なフォーカスリングが好きな反面、発色はデジタル時代のほうが好みなんで、しっかり回せるマニュアルフォーカスリングを装着したデジタル時代の単焦点レンズが欲しいような、
ここまで単焦点の標準レンズについてやり取りしましたけど、最近よくフラッグシップ機とセット販売されている、標準ズーム 20〜40oのリミテッドレンズについてはどうすか、
フルサイズ換算24oから200oという高倍率ズームが一般的なこの時代、フルサイズ換算30.5oから61,5oの2倍ズームというメチャ守備範囲のせまいズームレンズ・・・最大撮影倍率0.2倍、重量283グラムで大きさもそれなりにあって、
質感の高さは分かりますが、見るからに使いづらいそうなズーム幅すね、
ただリミテッドレンズの中ではこれだけが防塵防滴仕様で、かつAFの駆動方式もレンズ内モーターを使うから静かで早い、
レンズ開発者によれば、ズームのまん中になる画角30o(フルサイズ換算45o)を単焦点レンズ風に使って、その過不足をズームで補って欲しいとのことですが、
個人的な使用感で言えば、標準域と広角域の単焦点レンズ2本分を持ち歩いてるような、
意外と出番が少ないのは何でなんすか、
実用性に優れたズームレンズより、単焦点レンズの不便な魅力にハマってるから、広角なら広角、標準なら標準、中望遠なら中望遠と、その日その日の気分でレンズを使い分けたいんで、
ちなみにリミテッドレンズシリーズは、このレンズ以外はすべて単焦点ですけど、
40oのパンケーキレンズ以外はすべてオススメ・・・もっとも35mmマクロと70mmの可動式フードは安っぽく中途半端な印象なんで、メタルフードへの買い替えを強くオススメするけど、
40mmはあきませんの、
個体差かもしれんけど、中古で購入したこのレンズは、どんなにしぼっても周辺の解像度が非常に悪い・・・数年使い続けたけどストレスのたまる場面がとても多く、けっきょくお蔵入りに・・・ボケを活かした近接撮影なら問題無いけど、
携帯性といいフードの形状といいレンズキャップといい魅力的な外観のレンズだけに残念すね、
超薄型のレンズではそれなりの写りしか期待できないのは当然やけど、そこを何とか根本的に見直して高画質化して再登場してほしい、
他にも個性的で高画質なレンズがいろいろありますが、それらはYouTubeにおまかせするとしてそろそろ終わりますか、
いつもの倍のボリュームになったし、偶然にも大みそか特別版になってもうた、
2024年は購読ありがとうございました。ひきつづきカメラや自転車や乗れないバイクの話題を中心にのんびり続けてゆきますので、2025年もよろしくお願いします。
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(JPEG撮って出し モノクロ赤外調)
PENTAX K-5 II s smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
(JPEG撮って出し モノクロ赤外調)
PENTAX K-5 II s HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited