2015年10月16日
日生(ひなせ)の島をむすぶ橋(5)「橋を渡って頭島(カシラジマ)へ」
b.頭島(カシラジマ)大橋からながめる牡蠣イカダ、ここいちばん多い、
a.カキが美味しく育つ環境なんや、きっと、
b.それで頭島(カシラジマ)におおぜい暮らしてるんか、
a.あのオジサン、仕事かなあ、それとも遊びで釣りしてんのかなあ、
b.両方かもしれませんねえ、
a.だったら、遊びと仕事の完全な両立、うらやましい、
b.橋の上から大声で確かめるのも失礼ですけど、ホンマやったらすごい人生ですね、
a.鹿久居島(カクイジマ)の鹿に対して、こっちは海の幸(サチ)がレリーフになってる、
b.シャコのとなりに白波を切って走る漁船が彫ってある、緻密な彫刻やなあ、レーザーかなあ、
a.ところで、カニさんの上にある「だんかばち」ってなんや、
b.橋が架かってる、この場所の名前みたいです、
a.「だんかばち」、なんか語呂(ゴロ)がいいなあ、何度も言いたくなる、
「だんかばち なんか言いたい だんかばち」
b.いま気づいたけど、カニさんをかこむ細いライン、頭島(カシラジマ)の形になってる、
a.ホンマや、あそこが港で防波堤があれか、
b.別荘島の前を過ぎる中型フェリー、採算取れんのかなあ、
a.本州と小豆島(ショウドシマ)をむすぶ航路はここが最短コース、近畿の大都市も近いし観光シーズンには臨時便も出るとか、
b.光る海ではたらく小型漁船、
a.左手が小豆島(ショウドシマ)、正面は国立ハンセン病療養所がある長島、
b.世界遺産の登録を目指していて、ここ数年よくニュースが流れる、
a.負の遺産やけど、これきっかけでプラスに転じてほしい、
b.きょうはずっと秋らしい雲が流れてる、
a.ここに住んだら、朝焼け夕焼け見放題、撮(ト)り放題、
b.さて、ここから頭島(カシラジマ)の住民が集中して暮らすエリア、
a.がらっと雰囲気が変わって緊張する、余所者(ヨソモノ=部外者)がお邪魔するようで・・・