2014年03月26日
またかいなオトギ峠(1)「JR栗東駅からスタート!」
a.むかしから、こんなことわざ有りまんなあ、「二度あることは三度ある」、「ホトケの顔も三度まで」、「三度目の正直」、もちろん御斉(オトギ)峠も例外やおまへん、
b.ってことは、まさか3回連続の御斉(オトギ)峠、とか、
a.それも、わずか一週間後、
b.まあ季節は初夏なんで、気持ち前向きなんも分かりますけど、あのきつい峠、しかもわざわざ京都から滋賀・三重くんだりまで、やりますかねえ普通、
a.他にいくらでも観光名所はある、でもなんかまだカラダの節々(フシブシ=各関節)に先週の余韻が残ってて、呼ばれてるような気がするんや、峠のほうから、
「初夏の朝 オトギがオレを呼んでいる」、
b.じゃあ簡単に旅の日付やらお願いします、
a.2010年5月16日、カメラ・自転車とも前回と同じ、オリンパスのタフな防水カメラ「ミュー1050SW」、そしてミヤタの名マウンテンバイク「リッジランナー」1996年モデル、京都からJRびわ湖線で栗東(リットウ)までわずか30分の輪行、びわ湖側の広場で自転車にタイヤをはめたら午前9時、いよいよ機動開始や!!
b.今回は前回とまったく逆のコースなんですか、
a.たぶんそうなると思う、まずは東海道の街道筋へ向かおう、
b.しかし、びわ湖線で輪行イチ押しの駅だけあって、なにか静かで落ち着きますね、
a.新快速が停まらないし、ベッドタウンやし、とくにびわ湖側は中山道(ナカセンドウ)の街道筋にあたるから古い町並みも充実してるし、
b.そしてJRをくぐると、これまたCGの(=パソコンで描いた)ような真新しい町並みが、
a.そんな新旧の対比も楽しいなあ、
「新旧の町並み分けるレールかな」、
b.ところで、このロールケーキのような近未来的ビルジングは、
a.きっと芸術会館やろ、
b.このさいちゃんと調べましょう、
a.栗東(リットウ)芸術文化会館「SAKIRA(さきら)」、か、
http://www.sakira-ritto.net/
b.ジュニアオーケストラ・アカデミーの生徒を募中です、
a.文化的やなあ、今度こそホンマに日本のベートーベンが生まれんで、
b.ほんまですねえ、つくづくホンマもんが生まれてほしいっす、
a.ほんまやなあ、ホンマもんがイチバンや、しかし、「ホンマ」がホンマ多すぎるで、ホンマに、
b.でも、わずか一週間後やと、ここの住民になったような帰ってきた感がありますねえ、
a.特にクルマが入れんような秘密の抜け道ゆっくり流してるとなおさらや、リラックスしまくったチャリンコのオイチャンとすれ違ったりして、
b.さて、抜け道から東海道の街道筋へ合流しました、
a.いつも素通りしてるし、ちょっと立ち寄ろか、
b.旧和中散(ワチュウサン)本舗(ホンポ)、ウェブ上に充実した取材記事があります、
http://homepage1.nifty.com/~sakuranamiki/room1hhhh.htm
a.新聞社みたいな充実ぶり、みごとや、
b.そこから端折(ハショ)る(=はぶく)こと20分、広野川「ほほえみの水辺」にやってきました、
a.「ほほえみの水辺(ミズベ)」か、なかなか有りそうで無かった名フレーズやなあ、
「ほほえみの水辺で一服 広野川」、
b.県下最大の野洲(ヤス)川へ注(ソソ)いでるんか、
a.かつてはヤンチャな(=悪ガキの)暴れ川として手がつけられなかった野洲川(ヤスガワ)、またの名を「近江太郎」、広野川はその子分か、
b.穏やかな小川ですが、いったん怒らすと危険な存在やもしれませんね、
「広野君 近江太郎の弟子やんけ」、
a.ところで、田植え時(ドキ)は山や雲を写してきれいやなあ、
b.あの山を越えたらきっと信楽(シガラキ)ですね、
a.どれくらいの峠やったかなあ、
b.ここが標高180mほどで、峠は537mなんで、360m登ればおつりが来ます、
a.ああ、聞かにゃよかった、登る前から数字で疲れてきた、
b.でも、ていねいにうねうね曲がりながら穏やかに登ってくし、きっと思ったほどきつくないはず、
a.そう祈(イノ)りたい、
b.田畑の片隅(カタスミ)に自然石を生かしたステキな石碑が、
a.小字(コアザ)「筒橋(ツツハシ)」、
b.「小字」ってなんすか、
a.江戸時代の村やろ、ヨコになんか解説あんで、
b.なになに、昔はこの広野川に竹筒をならべて橋をかけた、そんで筒橋っていうんか、
a.船を並べて船橋(フナバシ)って聞いたことあるけど、筒橋っていうのもあるんやなあ、
b.竹は強くてすぐ育つし、なにかと便利やったんすね、
「竹筒をならべ広野へかかる橋」、