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2013年05月15日

YOUTUBEによるミサ・ソレムニス入門(1)「金管3秒×2発」

a.こら、よそ見すな、ちゃんと前向け、

b.お久しぶりです、吉岡先生、

a.ええ、いいですか、ベートーべン作曲、ミサ・ソレムニスの完成(カンシェイ)、何年に完成したんじゃ、

b.ええ、ウィキペディアによりますと1823年、作品番号123、ワン・ツウ・スリー、

a.しかし、チンチロでは一二三(ヒフミ)といって最悪の出目、第九を上回る深みある内容に反して、イマイチ人気ないのは、そのせいか、

b.第九のスタジオ録音はスケルツォ以外イマイチやったけど、

a.このミサ・ソレムニスはクレンペラーを代表する最高傑作のひとつ、80歳にして、これだけ長く複雑な作品をまったく弛みなく録音できたことを幸せに思う、これは人類の宝と言っていい、

b.まだ書きかけですけど、営業所で出してるクレンペラー番付、ベートーベンではいくつかの序曲やピアノコンチェルト3番、合唱幻想曲などが横綱あつかいですが、

a.ミサ・ソレムニスは横綱の中の横綱、超横綱、ブル6ブル8と並ぶ超横綱、

b.超横綱っすか、

a.超横綱っ!この「チョー」だけゆっくりチカラ入れて、あとは流すようにさり気なく発音して欲しい、「チョ~ヨコヅナ

b.いい加減しつこいっす、じゃあズバリどこが良いんすか、ミサ・ソレムニスって、

a.曲全体が前寄り荷重なんで、聞き所もすべて前寄りになってる、

b.前より荷重ってどう言うことっすか、

a.息切れしたんじゃないかなあ、前半飛ばしすぎて、ブルックナーの7番がそうであるように・・・

b.じゃあ後半は軽めの曲がつづくと、

a.うん、後半はずいぶん静かで軽くなる、だからちょっとバランス悪いんだ、全体通して聞くと、前半でほぼ言いたいこと言い終わってしまったようで、だんだん尻すぼみになる、最後もあれって感じであっけなく終わる、

b.前半っていうと、

a.キリエ、グロリア、クレド、三つ合わせて48分16秒

b.後半は、サンクトス、ベネディクトス、アニュス・デイ、計30分55秒、しかし、キリスト教の教会音楽って取っつきにくいんじゃ、歌詞もラテン語だし、

a.そこは日本の良いところ、クリスマスもお正月もめでたくお祝いするから、まったく問題ない、

b.ところで、YOUTUBE見てたら、つい先月、クレンペラーのミサ・ソレムニスまるごとアップロードしてくれてます、


再生中に赤いラインの先っぽの白丸をドラッグすると秒単位で移動できます

a.ありがたい世の中じゃ、このお方の時分秒をお借りして、話を進めることができるぞい、

b.さて聞き所ですが、あまりに膨大でどっから手を着けたらいいか、

a.そうだな、だらだら長くやってもつまらんし、今回はクレンペラーの素晴らしさが伝わる金管パートをふたつ取り上げて終わりにしよう、どっちも数秒間で簡単や、

b.ひとつ目は、グロリア(9分23秒〜27分39秒)の後半、21分41秒から合唱が中心となって、同じ音型を延々くりかえしながら果てしなく盛り上がっていくその最中か、

a.23分27秒からわずか3秒間、雲の合間から強烈な光が差し込むようにトランペットがマックスで吹き鳴らす、

b.ハンパない思い切り、音はずそうが構うことなく吹き鳴らすんやっていう力強さが伝わってくる、

a.このトランペットのひと吹きが有ると無いとじゃ、大ちがい、

b.でも、ちょっと全体の和を乱してるような、

a.最初はそう感じるけど、何度も聴くにつれて、このスパイシーなトランペットがしっかりと根拠のある音に聞こえてくるから不思議だ、

b.確かに、このあたり合唱中心なんでちょっとモヤモヤした響きが続くところ、

a.そこに金管のひと吹きが射し込まれて、ぐっと味が引きしまる、

b.やはりお酢のチカラっすか、料理引き立てるのは、

a.お酢に唐辛子でタバスコ・パワー、元気回復、金管注射や、

b.で、もう1カ所の金管注射は、

a.つぎのクレド(27分43秒〜48分17秒)、その38分02秒で吹き鳴らされるトロンボーン、これもわずか数秒やけど、

b.徹底的に吹き鳴らしますね、ここも合唱陣ガンガン歌ってる最中にぶっこむ金管音、

a.これくらいブッこまないと、合唱のボリュームに対抗できない、このトロンボーンの一撃があるから、フルコーラスの重い流れがしっかり区切られて、場面の切り替わりがハッキリ鮮やかになる、

b.この場面はキリストの復活っていう重要な場面、

a.37分17秒から劇的に復活、それまでの数分間はお通夜みたいに落ち込むシーン、

b.お通夜というかキリスト受難のシーンは、32分10秒から5分7秒間、暗いけどしんみりと美しい、

a.この5分間でマリア様から生まれ十字架で死刑になるキリストさんの一生をふりかえるんや、そしていきなりの復活(37分17秒)、ここからがミサ・ソレムニス最大の聴き所、特に、クレドの後半40分30秒から始まるコーラスは丸暗記モノ!!、世の中にこれほど充実した8分間も珍しい、取っつきにくいけど何度も繰り返し聴きこんで、この8分間をぜひモノにして欲しい、

b.でも、みんなアレコレ忙しいし、一体いつやるんすか、

a.その誘導尋問には乗らんぞ、いつだっていいじゃない、予備校じゃないんだもの、


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