地道に売れ続ける117
a.117といえば、京都で働いてたころ、会社の向かいに、恐くて入れないようなボロボロの喫茶店があって、そこのマスターがボロボロのISUZU 117クーペに乗ってたなあ、
往年の名車117クーペ
b.商品解説には「1988年以来長く愛され続けてる」ってありますけど、
a.117クーペは1968年に誕生して、昔はよく見かけたけど、いま見てもカッコええなあ、パワーアップしたリメイク版、出えへんかなあ
b.でも、なんでわざわざインスタントコーヒー飲むんすか、コーヒー豆あるのに、
a.安いし手早いし、インスタント独特の味もあるし、ときどき飲みたなるんや、
b.焼きそば好きが、UFO食べるようなもんすか、
a.うどん好きがどん兵衛すするようなもんや、
b.パスタ好きがスパ王、湯切りするようなもんすか、
a.最近見いひんなあ、スパ王ってまだあんのか、
b.ところで「117」ってどんな味なんすか、
a.こげくさい、独特の風味や、
b.というと、
a.最初これ飲んだとき、深炒り豆特有の焦げくささが鼻について、「なんやこれ」って思ったけど、気がつけばこの香りの虜(とりこ)になって、気がつけば何本も飲んでいた。インスタントでこれほどを深煎り感を強く打ち出すのも珍しい、
b.でも、焦げ臭いってマイナスイメージじゃないすか、やっぱり、
a.いや、これだけ深煎りしても、ただ苦いだけやないのは、ホンモノの証し・・・1980年代に誕生していまだにファンがいてるのも、うなずける、
b.そうかなあ、ネスカフェ香味焙煎のほうが数段上に思うけど、
a.たしかに、香味焙煎は深煎りインスタント界では、目下無敵状態、製造方法からして他社が追いつけないレベル・・・でも、なんていうか、あまりにレギュラーコーヒーに近づきすぎて、逆にポジションが落ち着かんというか、インスタントとして割り切れないもどかしさがあって・・・値段も高いし、
b.ちょっと比較してみますか、詰め替えパックで、10グラムあたり、ええ、アマゾンの価格を元に、四捨五入して「117」が10グラム50円、「香味焙煎」が10グラム96円、エーッ、こんなに違うんか、
a.ここが香味焙煎の最大の弱点、会社で後輩と日々2杯ずつ飲むと想定したまえ、貧乏暇無しの先輩社員は、あっという間に財布が気になり出す・・・コーヒーとセットで買うクリープをブライトに代えようか、もっと安いマリームという手もある、イオンのPB(プライベート・ブランド)もあったなあ、コーヒーの空きビンに詰め替えたら分からへんし、
b.ところで、他に、おすすめ深煎りインスタントコーヒーがあれば、
a.ネスカフェエクセラもなあ、超ロングセラーで悪くないけど、同社に香味焙煎がある以上なあ、
b.ネスカフェ、UCC、あとマキシムは?
a.深煎りで買うとしたら「ちょっと贅沢な珈琲店」か、10グラムあたり36円とお手軽価格やし、
b.このパッケージ、香味焙煎とまちがって買ってしまいそうすね、
a.味もパッケージ通りで、117ほど強い深煎り感はなくて、少し鼻が詰まってると、香味焙煎とちがいが分からんほど、ピッタリ寄せて作ってある、
b.じゃあ値段で買うとしたら「ちょっと贅沢な珈琲店」か、でも、同社にはオリジナルのマキシムやマキシム・エスプレッソもありますが、どうなんすか、
a.オリジナルのマキシムは深煎りってほどじゃないし、マキシム・エスプレッソはいまひとつかなあ、117にくらべると詰めが甘いというか、何を言いたいか今ひとつハッキリせえへん、
b.ところで、ウソかマコトか、コーヒーはパーキンソン病や脳梗塞に効くっていうんで、年老いたお母さんもジャンジャン飲まれてますが、
a.医学界のお墨付きって、これ以上のCMないもんなあ、コーヒー業界、しばらくは追い風吹きまくりや、
b.そうすね、トクホみたいな多額の製品開発費もいらんし、基本、今のまま、売り上げだけ伸びるわけで、
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AGF マキシム インスタントコーヒー袋 ちょっと贅沢な珈琲店 200g 新品価格 |
コーヒーとパーキンソン病 http://www.kimameya.co.jp/mame/p.html
コーヒーと脳梗塞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1500L_V10C13A3CR0000/
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