2015年04月06日
岡山ネオポリスを走る(1)「南端からスタート」
b.さて、ここまで岡山県南部を代表するような山や海を見てきましたが、今回からはぐっと地味な地域住民限定企画、「ネオポリスを走る」その1回目、
a.観光地でも何でもないけど、赤磐市さらには岡山県を代表する大規模ニュータウン「岡山ネオポリス」、自転車を走らすには最適な道が縦横に走ってるから、一度それらルートをまとめて語っておこう、京都から引っ越して三度目の桜も散りはじめて、ようやくネオポリスも自由に走り回れるようになったし、
b.しかし、入居開始から数十年たっても計画人口3万2千の半分しか住んでませんよ、
a.いや、だからええんや、クルマもヒトも少ないし、道は広いし坂は穏やか、とても走りやすい、
b.坂が穏やかって、そりゃ個人差あると思うけど、まあ、おもむろに始めてみましょうか、
a.うむ、けど文章だけじゃ寂しいし、季節柄サクラの写真でもちりばめながら進めよう、
b.そういえば、ネオポリス全体も桜ヶ丘って地名でしたね、ところで、出発はどの地点から、
a.ニュータウンの中心部をつらぬく幹線道路、県道253号線の中島交差点から始めよう、
b.岡山市中心部への主要幹線だけあって、相当な交通量、路面も広くなめらか、でもけっこうな坂やなあ、
a.県道をはさんでコンビニが向かい合うなんて、いなかの赤磐市じゃきわめて異例、
b.そういえば、ネオポリスって近畿圏からの移住者が多く住んでるって聞いたことがある、大阪会とかって住民グループも有るとか無いとか、
a.岡山駅から20キロ近くも離れてるけど、近畿圏より格段にクルマがスムーズに流れてるから、下見に来るとずいぶん近くにあると錯覚して住む羽目になるとかならんとか、
b.しかし、我々の場合、クルマが走りやすい幹線道路は外したほうがココロ静かに走れるんじゃ、
a.うむそのとおりじゃ、よっていきなり幹線道路をはずれて、千光寺へ向かうぜよ、
b.ネオポリスに向かって、右へ大きく回り込むかっこか、
a.海抜24mの中島交差点から千光寺、ここからさらに登って海抜150mまでひたすら登ることになる、
b.でも、この先は行き止まりじゃ、
a.いや、よく見ると細い道がさらに登って桜ヶ丘清掃センターからネオポリスに入れるんや、もっとも清掃センターは閉鎖されて、基本立ち入り禁止なんで、通行は自己責任でお願いします、ちなみにバイクだと腰ほどある柵を越えられないから無理っす、
b.しかし、せっかく海抜150mまで登ったのに、すぐまた70mも下るんか、これじゃあ自転車部のトレーニングやないすか、
a.たしかに、じゃあ、もう少しおだやかなルートを描いてみよう、
b.中島交差点のすぐ先を左折して集落の細道へ入ると、
a.集落の細道は住宅密集地で抵抗がある場合は、千光寺へ向かう広道を途中まで登ってから、左へ入り込む手もある、いずれにしてもこのルートは海抜82m地点までロス無く登って行けるし、ネオポリス直前の見晴らしもいい、
b.で、最初に出会うネオポリスが地名でいうとこの赤磐市桜ヶ丘西1丁目、ネオポリス最南端ですが、
a.ここから反時計回りにめぐってみよう、
b.まず最初の見所がここ、
a.ネオポリスでイチバン見晴らせる場所、海抜90m前後やけど映画で使えそうな素晴らしいパノラマ、
b.前半はネオポリスを貫く県道253号線を左に見おろしながら進み、後半は90度近く右へ曲がって、また異なる見晴らしと、ふたつの味が楽しめる、この高台の住民はしあわせや、
a.ネオポリスのほとんどが見晴らせるもんなあ
b.しかし、「これを自然破壊と言わずして・・・」というほど広大な丘陵地帯が一気に削られたわけか、
a.自然破壊もそうやけど、同時に古代遺跡のほとんどが秘密裏に破壊され跡形もないらしい・・・地元の考古学者のコトバやさけえホンマやで、きっと、
b.そういえば、ここは大和ハウス工業が全てを手がけてるんか、
a.戦後の高度経済成長と共に全国各地の丘陵や遺跡が破壊され、その更地(さらち=造成された土地)に人々が住み始めたわけか、
「削りとる 遺跡と森に ニュータウン」、