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2013年12月10日
亀岡盆地から保津峡へ(2)京都縦貫道から千妻の大杉へ
a.うっすら霧にけむる亀岡盆地をながめて一句、「この霧で盆地の野菜うまくなる」、
b.そうなんすか、知らんかった、
a.いや、ホンマかどうか知らんけど、ふとそんな気がしたんや、
b.でも、「もり」の漬け物はこの亀岡盆地に専用農場持ってるとか、
a.ああ、それはホンマや、いっとき「もり」の「きざみしばづけ」に母親がはまって、何年か通販で取り寄せしてたんや、けっきょく食べ過ぎて、いつしか飽きたようやけど、
そんな「京漬物もり」のホームページはコチラです、
http://www.kyoto-mori.com/
b.でも、山ひとつ隔てたとなりが京都の大都会とはとても信じられませんねえ、
a.亀岡市でも特にのんびりしたとこばかり走ってるから、よけいそう感じるんやなあ、
b.右手のあの木も良いすね、
a.亀岡盆地は木がモノを言うからな、
b.しゃべるんすか、
a.しゃべるんじゃないかって思うほど、自己主張してる立派な樹木が多い、すくすく育って良きオーラをまわりに発してるというか、
b.訪問介護事業所「こもれび」さんのわきにも見事な紅葉が、
a.モミジマークの人々をケアする施設やから、モミジもひときわ美しいのかなあ、
b.ここで久々の幹線道路、府道73号線に出くわしました、どう進みましょう、
a.クルマの少ない静かな道がええから、この道にしよう、
b.府道452号線か、この道なぞるってえと、小山に分け入って、ほんのちょっと山歩きの雰囲気を味わって、そのあと国道9号線を渡って八木町の中心部に出ますが、
a.それで行こう、国道も秘密のくぐり道をくぐれば長い信号待ちもゼロやで、
b.ここで今回ようやく、亀岡盆地の中心を流れる桂川の登場です、まあこのあたりは特別に大堰川(オオイガワ)って呼ぶそうですが、
a.やはり桂川にそって広がるこの公園は素晴らしいなあ、いつ来ても、
b.嵐山の渡月橋あたりは別格としても、それ以外やとここが一番じゃないすか、桂川で景観が優れてる公園っていうと、
a.川向こうの木々もすくすく育ってるし、背景の山並みも霧にもやって広重の浮世絵みたいや、こっちの堤防ぞいも春は満開の桜並木やし、河川敷は作りすぎない程度にすっきり整備されてるし、文句無しや、
b.公園の端っこに堰堤(エンテイ)があって、いつも水量がタップリしてるのもいいっすね、ずいぶん前にラジコンの船で遊んでるヒトもいたような、
a.ほめてもほめても、ほめ過ぎることがないなあ、まあしいて弱点をあげれば公衆トイレくらいか、
b.ところで、ここからずいぶん間があいて、不意にクラシックな橋が見えて来ますが、同じ桂川でしょうか、
a.桂川の上流へ進むこと20分ほど、支流の園部川(ソノベガワ)にかかる古い方の橋を川向こうの集落や里山とセットで写してる、
b.そのココロは、
a.川に何か珍しい魚でも泳いでたのか、お母さんと子供たちが橋の欄干から歓声を上げてしきりに川底を眺めてた、こんなエリアをハイキングする家族なんてみたこと無いし、なんか雰囲気も良かったんで一枚、
b.「古き良き田舎にかかる昔橋」か、
a.ここからもさらに40分ほど間があいて、ざっくり言うと、吉富駅からクルマの少ない迂回ルートで国道9号線はずし、園部(ソノベ)の町中に左から回り込んでふたたびJR山陰本線に近づいたあたり、千妻(センヅマ)の大杉を遠くから写してる、
b.千妻(センヅマ)の大杉?
a.山の右端にそびえてるやろ、それや、千妻(センヅマ)村の神社の御神木(ゴシンボク)にするため、江戸時代に村で金を出し合って園部藩からわざわざ所有権を買い取ったそうや、京都新聞の記事にくわしく書かれてて、読み物としても面白い、
「千妻(センヅマ)の村人守る神の杉」、
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