a.ウィキペディアによると、昔は普通列車もときおり素通りするほど寂しい駅やったそうな、でも今じゃ駅前には市立図書館を内蔵する大きなマンション、駅裏にも新しい住宅街が密集してずいぶんにぎやかになってる、むしろ嵯峨嵐山駅がにぎやか過ぎるんや、
小さい駅も手を抜かないウィキペディアから「JR並川駅」のくわしい解説をどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A6%E6%B2%B3%E9%A7%85
b.そういえば、すぐ横は国道9号線やし、国道の向こう側も広々した大型店舗や工場が並んでたような、
a.ちょっと前はみな畑やったんやろか、平成になって広いスペースがすべて更地(サラチ)に整備され、工場やドラッグストアや電器店、ホームセンターが一気に建ち始めた、
b.京都市中心部じゃ不可能な、ゆったりした空間利用、道幅もたっぷり取ってるし、クルマで楽に来られる、
a.おまけに国道に加えて京都縦貫道まで走ってるから、ドライバーのみなさんは、ますますクルマ中心の暮らしやなあ、きっと、
b.んなわけで、本日の旅のあらまし(=大まかな内容)をお願いします、
a.2009年11月8日、最寄りのJR嵯峨嵐山駅から輪行、保津峡を抜けてわずか4つ先の並河駅で下車、午前10時前に駅前を出発、
b.今回の目的地は?
a.亀岡盆地を適当に流してから山ん中へ入ろうと思う、たぶん紅葉峠あたりから、で、そのまま山路(ヤマジ)をたどって保津峡を抜けて、嵐山の自宅へもどると、そんなとこ、
b.片道輪行ですか、
a.旅費は片道分で済むし、時間的にもコンパクトに収まるし、道もすべて経験済みだし、コレはコレでお気軽で楽しい、
b.しかし、たった4駅なら輪行しないでも行けそうっすけど、
a.多くの自転車乗りは国道9号線で亀岡入りするんやけど、自分は一度走っただけでもう二度と走る気がなくなってしまった、
b.それはまたナゼ?
a.クルマが多過ぎてとても雰囲気が悪い、殺気立ってるというか、山の中を抜けてくコースなんやけど、山の良さなんかこれっぽっちも味わえないし、大型トラックはスレスレを抜いてくし、山の中でカーブが多いから、クルマも道幅いっぱいに走るし、ハッキリ言って、この道を走る自転車乗りの気持ちが自分にはさっぱり理解でけへんのや、
b.なるへそ、たぶん、ロードバイクの靴が歩きにくいから輪行しないんじゃないすか、それにスピードもある程度ラクに出せるから、駅前でゴソゴソする輪行の方が逆に気が重いというか、
a.なるほど、そうかもな、それにロードバイクのひとはバックパックを背負わんと、荷物をギリギリ軽くしてスッキリさせたがるしな、輪行袋なんかも出来れば持ちたくないやろなあ、
b.それに、ロードバイク用のパンツが水着みたいにパツパツなんで、ちょっと車内じゃ恥ずかしいっていうのも、
a.ああ、そういえば、嵯峨嵐山駅でレーシングパンツの上にわざわざズボンはいてるヒト、見かけたことがあるなあ、
b.まあ輪行と自走の違いはあっても、亀岡盆地を愛するココロは同じってことで、
a.そやな、輪行するしないはヒトそれぞれやけど、自転車を愛する気持ちはひとつやしな、
b.ところでいきなりですが、最初の写真は、紅葉の街路樹と霧に煙る背景の山が印象的ですが、
a.これが並河駅から国道9号線を渡った先に広がる商業&工業エリア、
b.どことなく作りたてホヤホヤな感じですね、まだ土地に馴染んでないような、
a.でも、広くてまっすぐな道は、いかにも平成って感じやなあ、歩道も街路樹でクルマから分離されてるし、成熟したクルマ社っていうか、まあ事故は相変わらず年中やけど、
b.で、そこから8分後、今度はがらっと変わって昔ながらの田園風景、もっともすぐ背後は超モダンな京都縦貫自動車道のノイズがけっこうしますが、
a.自動車道とセットで作られた側道にそって、高台からの見晴らしがつづく、クルマもほとんど来ないし、ちょうどいいサイクリングロードや、
b.じゃあこのまましばらく京都縦貫道にそって高台を進むってことで、
a.うむ、時間も距離も余裕があるんで、のんびりゆっくり見て回ろうや、
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