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2013年06月11日

近江なら八幡堀のあたりかな

コチラから大きい画像でご覧いただけます
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b.城山へ登るロープウェイもうっすら見えるほど、近江八幡の歴史的町並みが近づいてまいりました、

a.きょうはとりわけ空が澄(ス)んでるな、

b.お盆で帰省中の人々を歓迎するような快晴、

a.「帰省してお盆の空は晴れ渡り」、

b.あの八幡山の麓(フモト)へ向かえばいいんすね、白鳥川を渡って、

a.いかにも、ただ観光ルートから少しはずれた青根天満宮へ参ろう、

b.そのココロは?

a.そこから八幡山の頂上を目指すんじゃ、

b.ロープウェイがあるのにわざわざ歩いて登るんすか、

a.ロープウェイは一度乗ったから、今度は歩いて登りたい、

b.じゃあ、とにかく行ってみますか、

a.いきなり鬱蒼(ウッソウ)とした森の中、でも涼しくて夏は快適だ、



b.デカい杉ですねえ、

a.樹齢3百年から4百年か、

b.ところで、「青根」って変わった名前ですね、近所にそんな地名もないし、

a.黄金伝説で有名な青根長者が1005年、京都北野天満宮の分社をここに建てたそうだが、いったいそれが何者なのか、どんな伝説なのか、あまりハッキリ分からんのじゃ、ウェブで調べても、

b.まあ長者って言うくらいだからお金持ちだったんでしょうね、

a.まあ神社を建立(コンリュウ)するほどだから、財力はあるんだろうけど、

b.まあ近江商人と言うことにしときますか、

a.そうだな、ここ近江八幡は近江商人の本拠地だし、そうしとこう、

b.で、ここから八幡山へ登るわけですが、

a.とりあえず、道らしいのが続いてるから、歩いて行こう、

b.すごい蜘蛛の巣ですね、

a.こりゃ誰も歩いてないな、

b.等間隔に石仏が置かれて一巡(イチジュン)できるようですが、

a.どうも、登れそうにないな、ほれ、けっきょく青根神社まいもどった、ジャンジャン、

b.あきらめますか、

a.そうだな、デカい杉にも出会えたし、伸び放題の竹林も神秘的だったし、これはコレで良しとするか、



b.タイムリーは打てなかったけど、犠牲フライでとりあえず一点、ということで、つぎはどちらへ、

a.ここまで来たら、八幡堀(ハチマンボリ)以外どこがあるというのだ、いやどこもない(反語)、

b.なぜかいつにもまして静かですね、八幡堀全体が、



a.お盆休みだからなあ、空気も静かでキレイなんだなあ、

b.「盆休み、静かキレイな朝の風」、

a.何年前だったか、堀のすぐ横を歩いてたら、白蛇が泳いでたんだ、クネクネと、大丈夫だったかなあ、

b.自分に聞かれても、

a.ヘビって泳げるのか、

b.さあ、調べますか、ひまだし、え〜泳げます、それもけっこう達者だそうです、

a.だったら心配ない、どこかの岸に上がってステキな恋をして、幸せな家庭を築いたにちがいない、

bそれはそうと、観光客もいつもより少ないような、

a.みんなお墓参りしてるのか、あるいは遠く海外で羽根伸ばしてんのか、

b.八幡山はもういいんすか、登らなくて、ロープウェイありますけど、

a.それより、瓦(カワラ)ミュージアムへ行こう、

b.ここも八幡堀とセットで無くてはならないステキな空間ですね、

a.建物の中に入ったのは一度きりだけど、全国でも珍しい、かわら専門の展示館、

b.重いかわらを船につんで、この八幡堀からびわ湖を南下して、京都へ向かったんだな、きっと、

a.「ずっしりとびわ湖をわたる瓦舟(カワラブネ)」、

b.通路の足下にも舗装用に瓦が埋め込まれて新鮮な気分です、



a.石畳の道は見たことあるけど、カワラを道に敷き詰めるのは珍しい、なにより美しい、

b.雨でぬかるむ林道で、スリップ防止用に砕いたカワラ敷き詰めるのと大きな違いですね、

a.美しさが違うなあ、同じカワラなのに、

b.じゃあ、そういうことで、今回は地面まで美しいここ瓦ミュージアムでお開きとします、


より大きな地図で 八幡堀周辺 を表示


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