b.吉幾三さんといえば、最近じゃワークマンのCMが有名すね、
a.「この町で暮らそ〜、みんな住む町で〜、行こうみんなでワークマン!」、京都もずいぶん南のはずれに1軒あったけど、岡山じゃまだ見かけないなあ、
b.信じられないほど軍手の安い店、
a.女性が非常に入りづらい店、
b.入っても実用品ばかりでココロがときめかない店、
なんか悪口ばっかりですんません、
a.でもまあ、労働現場の実用品中心だから仕方ないか、でも何度か入ったけど、ズボンのベルトに通す小物入れなんか、ホームセンターよりデザインもサイズも豊富で便利だったぞ、
b.そんなの使ってましたっけ、
a.自転車のハンドルに取り付けて、鼻紙ホルダーに使うんだ、冬は寒さで春は花粉で鼻水止まらないから、ワークマンの小物入れに抗菌ハンドタオル突っ込んで、片手で鼻かみながら走るんだ、
b.いろいろあるんすね、自転車乗りにもそれなりの工夫が、
a.プロの自転車乗りになると、こぎながら手鼻を上手にかむんだけど、どうしても出来ないんだ、オレには、
b.手鼻って?
a.鼻を片方ふさいで、道ばたにチンッって鼻水を吹きとばすんだ、下手すると風で自分に舞い戻るという、きわめて危険なワザ、よい子は決してマネしないでね、
b.プロ選手も色々と苦労あるんすね、
a.で、すっかり話がそれちゃったけど、今我々が居るのは兵庫県上郡町の田園、これから、千種川(チグサガワ)にそってこの町を出て、赤穂市へ向かうことにしよう、
b.お、先ほどの安室川にまた出て来ましたぜ、親方、
a.これもクルマが来ない川ぞいをのんびり流そう、
b.あれ、結局、出発したJR上郡駅の反対側にトオチャコ、
ホタルの欄干
a.ホタル舞う安室川がすぐそば流れるから、こっち側には改札無いのか、
b.だけど、散歩に最適の良い道ですねえ、ほとんど舗装されてるし、喫茶店までのんびりしてら、こんなとこでやってけんのかなあ、
a.川向かいに総合体育館あるから、けっこう団体さんで入店とかあんのかなあ、ママさんバレーとか練習帰りに、
上郡町立総合体育館
b.上郡中央公園っていうのか、野球場もあるし、テニスコートもあるような、どっからか歓声が聞こえてくる、
a.桜並木にそってゆるく左へ蛇行して、このまま千種川へ合流、
b.橋わたるんすか、5号線の、
a.いや、このまま右岸をなぞって行けることが前回の調査で判明したのだ、
b.でも、これ河原の石、ゴロゴロしてまっせ、
a.それでも行けるのだ、クルマは無理やけど、ほら、カブに乗ったオジサンが今通ってったろう、行けるんや、これ、地元の人のみぞ知る秘密の抜け道、
b.コンクリートの堤防っすね、この上を走るわけか、
a.安室川が千種川に合流する最終エリア、この堤防の右が安室川、左が千種川でござる、
b.雨が多い日は水没するんでしょうねえ、この道ごと、ていうか堤防ごと、
a.流されてきた丸太や材木が、河原の木に引っかかって、そのまんまなんだぜ、ワイルドだろ〜、
b.これが杉の丸太だったら、それこそ「ワイルド杉チャン」すね、
a.以前ほど出てこなくなったけど、芸能界やってけんのかなあ、バイトしないでも、
b.しかし、地元住民御用達(ゴヨウタシ)のワイルドな抜け道ぬけると、ほっとしますね、ふつうの道がいいや、やっぱり、
a.下手したら堤防からチャリごと川に落っこって、そのまま赤穂御崎まで行っちゃうんだぜ、ワイルドだろ〜、
b.そんでもって、ずっとまた千種川ぞいでいいんすか、
a.そう、橋わたらんと右岸をずっと南下すればよい、
b.ところで右岸左岸ってどっち向きで言うんすか、
a.下流に向かって右が右岸、左が左岸、で良いはず、学校で教わらなかったけど、
b.ありやしたぜ、親方、「みんなで作る土木用語辞典」ってサイトに、
a.じゃあこれでいいんだな、よかった、
b.ところで、知らんまに赤穂市に入ってました、
a.赤穂市に入って最初のエリア、難読地名やなあ、「有年」と書いて「うね」と読むのか、
b.「上郡」と「相生」の間にある駅も「有年」と書いて「うね」と読むっす、
a.昭和そのものといった素朴な駅舎が魅力的なJR有年駅、まもなくリニューアルするんで、見るなら今のうちだぞ、興味ないか、
昭和の駅舎だぜ〜レトロだろ〜
b.でも、われわれは、
a.そっちとは逆方向なのだ、
b.この千種川にそって走れば楽に赤穂御崎へ行けんのに、なんで遠回りしてわざわざきつい山坂道を選ぶかねえ、
a.いつの頃からか、峠バカになったんでしょうがない、そこはこらえちくりぃ、すこし道路に高低差ないと生きてる感じがしないんや、
b.まあそこまで言うんやったら付き合いますけど・・・
より大きな地図で 上郡町から千種川ぞいに赤穂市へ を表示
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