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2015年05月12日

【タバコ・禁煙知識54】 意外! 飛行機の化粧室に灰皿があった


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 今では公共交通機関の乗り物全般、電車、バス、最近ではタクシーでさえ全面禁煙となっています。
 この公共交通機関の乗り物全般で全面禁煙であり、それはもちろん飛行機も例外ではありません。

 つい10年以上前では、飛行機内で喫煙席、禁煙席と別れていて、座席の横にも灰皿があり、タバコをぷかぷかと吸えた時代もありました。私もタバコを吸っている時に、飛行機内でタバコを吸った経験があります。
 喫煙席、禁煙席と別れていても、電車とは違い車輛で別れているわけではなく、同じ室内ですので、今では考えられない話ですが、全ての人が副流煙にさらされていたのではないのでしょうか。
 
 そんな飛行機も全面禁煙となり、仕事での出張で飛行機に乗り(ほとんどが国内線ですが)、空港に着陸して降りると、一目散にすぐに喫煙所に駆け込みまず一服タバコを吸っていました。
 今では部署も変わり、飛行機での出張がほとんどなくなりました。今出張で飛行機に乗っても、禁煙をしていることもあり、着陸後に一目散に喫煙所に駆け込むことはないでしょうが、あの駆け込んで吸ったタバコは美味かったなという記憶が鮮明にあります。 

 今では全面禁煙になった飛行機、実は最近初めて知ったのですが、意外なことに、化粧室に灰皿が設置されています。
 以前、全面禁煙になった後にまだシートには灰皿が残っていました。全面禁煙にしたからといって、すぐにシートを改造する、取り替えることは厳しいでしょうから、それは分かる気がします。しかしながら最近では、シートに灰皿がついている機種は少なく、灰皿自体設置されていません。
 
 それなのに、機体が新しかろうが、古かろうが、飛行機の化粧室には灰皿が設置されています。どう考えても、全面禁煙後の過渡期で灰皿を撤去できずに残っているようにもみられません。

 飛行機といえば、国際線などで長時間搭乗し続けなければならない時もあるので、「我慢できなくなったら化粧室でタバコを吸っていいのか?」などの理由はもちろん無いでしょう。

 なぜでしょうか?

 どうやら航空法で、化粧室には灰皿を設置することが定められているようです。トイレに灰皿が設置されていなければ、不備ということで、離陸することすらできないようです。

 ますます、なぜでしょうか。全面禁煙なのに、灰皿があるのは、どうしても我慢できなくなった喫煙者の方への配慮でしょうか。

 いえ、違います。どうしても我慢できなくなった方が吸っていいよではなくて、我慢できなくなって吸ってしまって、タバコの吸い殻を捨てるところがなくて、ごみ箱にでも捨てられて火災になったら大変だからです。上空一万メートルで火災が発生、密閉された空間で煙が充満、大惨事ですね。

 実際、このような火災が発生した事例もあり、全面禁煙ですが、我慢できなくて吸ってしまう人もいるだろうから、もし吸ってしまっても火災だけは防ごうという考え方からの設置のようです。
 
  たかがタバコ、されどタバコ、吸うことにより健康被害だけではなく、火災の被害もあなどれない影響ですね。

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