2015年04月08日
【タバコ・禁煙知識49】 禁煙外来 禁煙をどう始めればよいか分からない方必見です
無謀にも最初は何も下調べや準備もせずに禁煙を始めて、途中の睡眠障害や虚脱感等に苦労し、禁煙二ヶ月目に薬局でニコチンガムを購入して、使い始める等、バタバタした経験があります。
今タバコを吸っている方で、「禁煙したほうがいいかな」、「できれば禁煙したい」、「どうしても禁煙したい」と様々だとは思います、それでは禁煙するにはどうすればよいか分からない、どんな禁煙方法をとれば分からないという方もいらっしゃるかと思います。
自力で、何も使わず、ただタバコを吸うのをやめることは比較的困難な道のりかと思いますので、ここでは保険診療も可能な禁煙外来に関してご紹介します。禁煙をするのが初めて、自分だけで禁煙をするのは自信が無い方は、禁煙外来を使うのが良いかと思います。
そもそも禁煙外来とは
「お医者さんと禁煙しよう」というキャッチフレーズでテレビコマーシャルも最近はよく目にして、認知度も高くなっている禁煙外来ですが、そもそも禁煙外来とは何でしょうか。
禁煙外来はタバコをやめたい人向けの病院の専門外来の科目で、禁煙をする方の精神面での支援、ニコチン製剤、非ニコチン製剤によって禁煙治療を行ってくれる診療科目です。お医者さんのアドバイスと合わせて禁煙補助薬を処方してもらい、指導のもと禁煙を行っていきます。以前では禁煙をする目的で病院を受診しても、健康保険の対象とはならず全額自己負担でしたが、2006年より一定条件を満たせば、保険診療対象となりました。
どんな治療をするのか
基本的には、健康保険等を使った禁煙治療は、12週間、約三ヶ月にわたる期間で、薬を使用した禁煙治療、約5回の診察を受けて、禁煙治療を行っていきます。
診察の最初で喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。健康保険の適用可否チェック内容は以下となります
- 前回の治療の初回診療日から1年経過していること
- ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
- 1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数が200以上
- 1ヵ月以内に禁煙を始めたいと思っている
- 禁煙治療を受けることに文書で同意している
また診察では、禁煙補助薬の処方、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師への相談、医師からのアドバイスを受けることができます。
費用はどれぐらいかかるのか
健康保険が適用されて、自己負担が3割とした場合、8週間から12週間の診療期間で、処方される薬にもよりますが、約13,000円〜20,000円程度※2 たと考えておけばよかと思います。
1日1箱410円のタバコを喫煙する方なら、12週間分、約84日分のタバコ代は34440円ですので、り保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる傾向となります。
どんな薬を使うのか
禁煙補助薬にはニコチンを含み肌からニコチンを吸収させる貼り薬(ニコチンバッチ)とニコチンを含まない飲み薬(チャンピックス)等があります。ニコチンパッチやニコチンガムは薬局・薬店でも購入できますが、“ニコチンを含まない飲み薬は、医師の処方でなければ購入することができず、ニコチン切れの離脱症状を軽くするだけでなく、タバコをおいしいと感じにくくする効果を併せ持ちます。 ただし、チャンピックス等の飲み薬は副作用や使用上の注意が多くありますので、医師・薬剤師によくご相談のうえ使用することが必要です。
どの病院に行けばいいのか
内科・耳鼻咽頭科・診療内科などで禁煙外来を対応している病院はありますが、病院は通いやすく、気軽に相談できる医師がいるところが望ましいとは思います。医療機関検索には以下のサイトで探すことができます。
禁煙外来の医療機関検索はこちらからどうぞ
タバコをやめられないのは、意志の弱さや根性なないわけではありません。ニコチンのもつ強い依存性が原因の病気です。
ニコチン依存症は治療が必要な病気であり、お医者さんに治療薬を処方してもらい、適宜相談して、適切なアドバイスを頂くことにより、一人で禁煙を実行するよりは、禁煙の成功率が高まると思います。
禁煙に踏み切れずに、迷っている方は、禁煙外来を訪ねてみてはいかがでしょうか。
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タグ:禁煙外来
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