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2015年03月18日

【タバコ・禁煙知識44】 喫煙者を採用しない企業


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 就業期間中は通勤中、出張中も含めて全て禁煙という企業もありますが、そもそも喫煙している方は採用しないという企業も少なからず存在します。
 そんな、喫煙と企業の話題についてご紹介します。
  「喫煙者は採用しません」ということで、ニュースになっていたのは星野リゾートさんで、Web上でも、はっきりと記載されています。→Webはこちら
 内容としては、企業競争力に直結、作業効率・施設効率・職場環境に影響するからとのことで、採用時には喫煙の有無を確認して、喫煙者であれば、タバコを吸うことをやめることを誓約すれば、選考に進むことは可能との内容です。

 まず、最初に思いつく疑問やら、考えられることをまとめてみました。


喫煙の有無が採用条件は問題ない?

 成人であれば問題なく吸えるタバコを、採用の条件とすること自体は問題ないのでしょうか。
 採用に関してはその企業独自の選考方法があり、タバコを吸わない人も4年生大卒という条件は変わらないもので、差別であったりするわけではなく、上記にある企業競争力に直結する問題であるので、という理由を掲げられると、問題があるとは思えないような気がします。


タバコを吸っていること自体がいけないのか?

 タバコを吸っていること自体がいけないのでしょうか、それとも就業時間、会社に業務として拘束されている時間に吸うことがいけないのでしょうか。逆にいうと、会社のオフであれば、タバコは吸ってもいいのでしょうか。そこが疑問点ですね。
 おそらく、タバコを吸っているのであれば、きっぱりやめることを指すのでしょうが、それを証明するようなことまでするのかも興味があるところです。例えば禁煙外来で測るような、一酸化炭素の濃度を調べるとか、医学的に確かに吸っていませんということを調べることまでするのか、そんなことをするコストの方がまたかかるような気もしますが。
 そこは、全員大人の紳士協定といったところでしょうか。


入社後に吸ってしまったら?

入社した時は吸っていない・吸うのをやめたけれども、入社してから喫煙を再開した、新たに吸い始めたらどうなるのでしょうか。もちろん喫煙者を採用しない企業となれば、社内での就業時間中にはタバコを吸う場所も時間もないでしょうが、タバコを吸うから解雇や契約終了などの規定があるのでしょうか。そういうケースになった場合は判断に難しいケースが多くなると思います。


喫煙者を採用しない企業は?

 採用しませんよとは明確にはうたっていませんが、就業期間中禁煙の就業規則があるファイザー製薬さんや、ローム株式会社さん、最近出張中の喫煙も認めないと打ち出したリコーさん、採用はするけど、会社の仕事中はタバコは吸えませんよ=タバコをやめた方が良いと私には聞こえます。
 元喫煙者の私自身で考えると、就業期間中全て、通勤途中、ましてや出張中もタバコ吸えませんとなった場合、やめているのと同じ状態です。ごくたまに、お酒を飲む時しか吸わない方もいらっしゃるようですが、私自身で考えた場合、とてもじゃありませんが、家にいる時だけ、プライベートの休みの時だけ吸うというのは絶対無理です。


このように、企業にとっても禁煙をする環境が徐々に構築されていっております。こういったことからも禁煙を考える良い機会ではないでしょうか。


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